ほぼ妹のように思っていた歳の近い姪っ子。姉が亡くなって

激 辛

第1話

お姉ちゃんは、中学生の時に妊娠して、子どもを産んだ。


当時俺はまだ保育園で、年齢は4歳差になる。


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父さんは既に亡くなっており、そんな中で姪っ子が生まれてしまったから家族は金銭的にも大変だった。


________


姪っ子は、俺にとってはほぼ妹のような者で、小さい頃は実際にそう思っていた。


ある日、お母さんも体調を崩して亡くなった。


________


それから、お姉ちゃんは大学に行かずに高校からずっとバイトを続けていたんだが、ある日急に行方をくらました。


俺と春を残して、


________


俺は既に二十歳になっており、俺が引き取ることになったのだが、


ここである問題があった。


「どうしたの?お兄ちゃん」


「実は言わないといけないことがあるんだ」


「・・・え、なにそんな真剣な、様子で・・・ま、まさかお兄ちゃんに彼女が・・・そ、そんな、」


「ち、違う。つか、それなら嬉しいんだけど」


「よくない!!私が居るじゃない、超絶可愛い、妹が」


「・・・そうだな」


「って、どうしたのお兄ちゃん、普段ならそこはのってくれるのに、」


「・・・」


「え、本当にどうしたの??ま、まさか、け、け、結婚とか??」


「それも、違う」


「なんだ、なら何でもいいや。それ以外ならなんでも受け入れられるし、」


「・・・」


春、ありがとう。俺のことをずっと兄だと慕ってくれて、そしてごめん隠していて


「実はな・・・最近お姉ちゃん帰ってこないだろう」


「そうだね。どこに行ったんだろうね?お姉ちゃん。早く帰ってきて欲しいよ。このままじゃ私達親戚の家に行くことになるよ。それだけは嫌だな、お兄ちゃんは受け入れないって言ってたし。つかもしかして、このこと!!さっきはなんでもって言ったけど、これは無理だよ!!無理無理無理!!無理無理」


「いや、それは俺が20歳だから大丈夫だ」


「そうだね!!じゃあお兄ちゃんが引き取ればいいのか、良かったー、お兄ちゃんがちょうど20で」


「・・・」

さっきから、言うタイミングを逃しまくっている。つかめちゃくちゃ言いづらい、


「・・・、えなに、本当に何??実は私達は血が繋がってないとか?」


惜しい


「・・・え、そうならマジで嬉しいんだけど、」


・・・お兄ちゃんにそんな愛情を容赦なく向けてくれる春のこと俺も好きだ。だが


「ちょ、だから早く言ってよ」


そして、ウキウキして返答を待って居る。


「・・・春はなぁ実はなぁ」


「え、嘘、本当に、まさか、そんな」

春は涙をこぼして居る。ごめん、お兄ちゃんがいつまでも隠すから、勿体ぶるような言い方をするから


「実はなぁ、お姉ちゃんの子どもなんだ」


「え??」


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