第1章

「ひよりーそろそろ起きないと遅刻するよー」

 廊下に妹の元気な声が響いた。

私は、早見ひより。どこにでもいる女子高生。

 私はその声を聞いて飛び起きた。制服を着て、リュックを背負い部屋のドアを開け、廊下を直走る。

机の上に用意されてた、バターが塗られた食パンを咥え込む。

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