第11話トランプ③神経衰弱

 絵柄を合わせて、カードをとるゲームが神経衰弱である。

 簡単そうに見えて、自分がとる数字や絵柄を覚えていないと、なかなかぴったりと合わせることができない。

 なかなか難易度が高いトランプのゲームであるが、実際は、みんなで遊ぶことができる楽しいゲームでもある。

 今まで、ババ抜きと七並べの話を大まかに書いてきたが、トランプって、本当にいろんな遊び方があって、面白いなと感心する。


 順番を決めたら、一人ずつ二枚カードをめくる。

 もし同じ数字だったら、そのカードを貰うことができる。

 違う場合はもとにあった場所に置く。

 一番多くカードを貰った人が勝利する。

 実際、なかなか合わせることが難しく、カードの位置を記憶していないと、揃えることはできない。

 

 だから神経を使うので、神経衰弱という名がついたのかもしれない。

 早い時はすぐに決着がつくが、遅い時はなかなか軍配が上がらない。

 そんな醍醐味も神経衰弱にはある。

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