玉の緒よ 宿命《さだめ》来たりて 逝くにしも なかぬものなし なきものにして

 たまよ 宿命さだめ たりて くにしも

 なかぬものなし なきものにして









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 いずれ消える いのち


 もうすぐ その時だと わかっていても



 消えた いのちを 泣かない人は いない


 亡くなったことを 悲しまない人は いない



 覚悟の上でも


 突然訪れたかのような それに



 なかったことには ならなくて






 涙 流して 泣くことを なしに しないで




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 いのち https://kakuyomu.jp/works/16817330667735586234/episodes/16817330667921591811


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 あの子のいのちの灯が消えかかっていることを知ったとき、

 あの子が旅立ったことを知ったとき、

 泣くことを許して欲しかった……。


 声を上げて泣けたなら、

 この悲しみが伝わったかしら?



 いまでも、

 あの子のことを思い出す

 ふとした瞬間


 わたしの心の中で

 あの子は まだ 笑ってる



 いまは きっと

 苦しみのない その場所で

 笑っていると 信じてる。祈ってる。


 

 あなたと出会えたことを 忘れない。









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