第2話

 和泉は北野に久々にやって来た。北野天満神社。境内のプラムテラスにはユースホステルがあり数十年前は多くの若者が訪れていた。今は結婚式場になっている。

 テディベアミュージアムは2015年に閉館していた。


 内海は六甲にやって来た。

 島は3つの町(向洋町中・向洋町西・向洋町東)から成る。住民は主に向洋町中に住んでおり、向洋町東・西には工場や港湾施設などが多くある。また、向洋町中では、島の中心を通る六甲ライナーより西の住宅地がウエストコート、東の住宅地がイーストコートという名前で分けられている。町のことを六甲アイランドシティ「RIC(リック)」とも呼び、施設名などあらゆる場面で用いられる愛称となっている。


 着工前の時点での計画人口は約3万人だったが、2023年(令和5年)6月30日現在の人口は19,426人である。ポートアイランドと比べ住宅地を主とした街づくりがなされている。


 また、六甲アイランドの南沖合に、フェニックス計画(廃棄物埋立処分場)の埋立地を含む別の人工島六甲アイランド南を建設する予定であったが、阪神・淡路大震災(兵庫県南部地震)において被災した市民の生活復興を優先したことなどにより、六甲アイランド南計画は長期間に渡り凍結されていた。しかし、神戸市の神戸港将来構想の中に組み込まれており再び計画が立ち上がり始めている[3][4]。なお、2023年現在ではフェニックス計画の埋立地のみを建設中である。


 島は中心部に会社、住宅地、店舗、その他公共施設などがあり、特にファッションに関する施設が多く存在する。中心部をシティヒルという全長約5キロメートルの道が囲んでいる。さまざまな種類の木が植えられていて四季折々の景色を楽しむことができる。公園や運動用の遊具がところどころに設置されている。この道はマラソン、散歩などに利用され、シティヒル外側の工場からの排気ガスを防ぐ役割もある。また島の中心部ではアイランドセンター駅などを含めた施設群がスカイウォークといわれる空中回廊で結ばれている。


 島内には市内の町に比べて緑地や公園などが多くある。しかし当初の開発計画は縮小され、島南部には空き地などが目立つ。島の南側中央部にはウォーターフロント緑地としてマリンパークがある。ここで釣りをする人々もいるが、釣りは禁止されている。


 過去に大型プールを中心としたアミューズメントパーク「六甲ランドAOIA」が存在したが、阪神・淡路大震災で被災した後に復興不可能だと判断され放置・閉鎖された。2005年(平成17年)7月1日、マリンパーク駅前に新しく大型プール「デカパトス」が建設された。


 外国人学校などが点在しており、かつてP&Gの日本法人(P&Gジャパン)の本社があったことから、外国人の住人が多い。そのため、島では、収穫祭やハロウィンなどのイベントが活発に行われている。また、外国人専用の住居などもある。さらに、多くの店や施設の案内板や注意書きなどには、英語をはじめとした外国語が併記されている。


 保育園、幼稚園、小学校、中学校、高校、大学、専門学校の教育施設が揃っている。震災の際は液状化現象が発生したものの、ビルやマンションなどの大型の建物の倒壊はなく、島内の建築物の被害は少なかった。しかし、島と本土を結ぶ六甲大橋が被害を受けたため、ガスや電気の供給がしばらくの間断絶されていた。また、島には自宅を失った被災者のための仮設住宅が作られた。


 神戸レディースフットボールセンターの近くでは、毎年3月から4月にかけて、六甲アイランドチューリップ祭が開かれている。


 向洋東公園および向洋西公園は、近隣公園である。それぞれの敷地の約3分の2を占める部分に400台を収容できる半地下式の駐車場が設置されている。 向洋東公園は多目的スポーツグランドを備えた都市的雰囲気の公園として、向洋西公園は広がりのある芝生広場を持った自然風公園として、それぞれを緑道で結び、相互利用ができるよう計画された。 人工地盤の上部において植物の良好な成長を確保するため、駐車場上部に最低1.5メートルの土壌厚を整備することにより良好な植栽基盤を確保している。また、埋立地の不等沈下に備え、斜路、階段等は約30センチメートルのレベル差を許容する埋設施設の整備を行うことにより対応している。駐車場特有の吸排気口については、パーゴラ柱・モニュメント等として積極的に景観要素として位置づけ、利用することにより特色を持たせている。


 内海は六甲市内をゆっくりと散策します。まず、六甲山の麓から歩き始めます。新緑が生い茂る小道を歩きながら、鳥のさえずりや風の音が耳に心地良く響きます。内海は深呼吸をしながら、自然と一体になる感覚を楽しんでいます。


 途中、古い神社や風情ある町並みを通り過ぎます。歴史ある建物や街角の小さなカフェが、六甲市の魅力を彩っています。内海は時間を忘れて、建物や景色をじっくりと眺めます。


 しばらく歩いた後、内海は公園に立ち寄ります。美しい花々や青々とした芝生が広がる公園では、地元の人々がのんびりと過ごしています。内海はベンチに座り、周囲の景色を楽しみながらぼんやりと過ごします。


 散策の途中で、地元の人々とも会話を交わします。親しみやすい雰囲気の中で、地元のおすすめスポットや食べ物についての情報を教えてもらいます。内海は地元の人々の温かさに触れながら、六甲市の魅力をさらに感じていきます。


 夕方になり、内海は満足した表情で六甲市を後にします。心地良い散策と地元の人々との交流を通じて、内海は六甲市の魅力を存分に味わうことができました。


 内海は神戸ファッションマート(こうべファッションマート)にもやって来た。兵庫県神戸市東灘区にある複合商業施設。JBL2・兵庫ストークスのホームアリーナでもあり、プロボクシング会場としても知られる。


 神戸市のファッション産業の中核施設の一つとして1991年にオープンした。運営は神戸商工貿易センターが行っている。六甲アイランドの中央、神戸ベイシェラトンホテル&タワーズの向かいに位置する。館内はショッピングフロア(1F-3F)、ファッションビジネスフロア(4F-7F)、イベントフロア(9F)、ITビジネスフロア(8F、10F)で構成される。


 1F-3Fのショッピングフロアは、家具・インテリア関連の施設としては国内最大級の規模で、欧米の有名ブランドやこだわり系のショップ・ショールームが出店している。4F-7Fのファッションビジネスフロアには、アパレル・ファッショングッズの関連企業が集積、8F、10FのITビジネスフロアは、ベンチャー企業をはじめ、一般ビジネスの集積の場として活用されている。


 9Fのイベントフロアは、アトリウムプラザ・KFMホール"イオ"・エキジビジョンスペース・コンベンションルーム・VIPルーム等の施設があり、様々なイベントやコンベンションに対応している。


 また、館内には美術館「シルクロード絨毯ミュージアム」がある。

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