沫たつ時波の物語集

ナナシマイ

資料

登場人物

■魔女

◇森の魔女

 純情でおっとりした性格だが、自分のものを損なおうとする相手には容赦しない。

 こっくりとした赤葡萄酒色の髪と瞳。


◇静謐の魔女(リヴェレーク)

 古の魔女。読書とクァッレの料理が好き。趣味は書の迷い路に落ちること。

 感情の起伏が小さく穏やかだが、思考はやや物騒。

 水底の影の色をした髪と瞳。


◇夜の魔女(チェサニャ)

 妖艶な夜の支配者。

 夜空色の髪と、銀星色の瞳。


◇時の魔女(フェブリラ)

 最古の魔女。少女の見た目をしているが、過去・現在・未来のすべてを知り、また司る神のような存在。

 星の光を蓄えた白い髪と、時を宿した銀色の瞳。



■人間

◇??(夜の魔術師)

 残忍で享楽的な性格。混じりけのない純粋な人間だが、自分の望みを叶えるためには手段を選ばない。

 青墨色の髪と、磨いた黒檀のような瞳。


◇ラャミ・アヨグス(虚無の魔術師)

 「自分の穏やかな死」以外にはいっさいの執着心を持たない。元伴侶の妖精の要素と、実家へ向けられた数多の呪いを身の内に持つ。

 煤色の髪と瞳。


◇ミアナ(時の魔術師)

 時の魔女とともに在ろうと人間であることをやめた天才魔術師。

 褪せた銀色の髪と瞳。


◇ルファイ(料理の魔術師)

 研究熱心な性格。レストランのコース料理の原型を生み出した。


◇ユオ(音毒のチェロ弾き)

 魔法の要素を先天的に持つ。特殊な体質を生かして魔術師になるのではなく、人を殺める力を持った演奏家であることを選んだ。

 夜の魔術師の駒の一人。


◇テーリアルト(森の魔術師)

 魔法の要素を先天的に持つ以外は一般的な人間。


◇煙霧の王女

◇賽の目

◇毒杯の騎士

 すべて夜の魔術師の駒。



■聖人

◇戦火の聖人(ルフカレド)

 苛烈な性格で、戦によって起こる火を愛する。軟派で派手めな印象は国を動かしやすくするため。国落としの神と呼ばれている。

 焚火色の髪と、熱を湛えた青混じりの赤い瞳。


◇明星の聖人(最後の聖人)

 静謐の魔女と戦火の聖人の交わりによって誕生した。


◇孤独の聖人(タゼセナッド)

 古の聖人。言動に芝居がかった捻くれ者。

 鮮やかな灰色の髪と瞳。


■竜

◇冬の明星黒竜(トーン・ヴァヅラ)

 道しるべとしての成就を生み出す。厳格な性格だが世話焼きで巻き込まれ体質。

 黒髪と、鮮烈に輝く青色の瞳。


◇秋の明星黒竜(トーン・クァッレ)

 豊穣としての成就を生み出す。料理が得意で、自身への貢物を使ったレストランを営む。

 黒髪と、黄金の煌めきを宿した深黄色の瞳。


◇シハースィ(月光の竜)

 面倒くさがりで、愉快なものを好む。夜の魔術師の友人。

 月夜の湖面のような色をした髪と、月色の瞳。


◇時波の竜

 世界の創造主であり、世界そのもの。



■妖精

◇ヲーダヲ(粛清妖精の王子)

 軽薄な言動とは裏腹に、与えられた任務は確実にこなす。

 きらきらした灰色の髪と瞳と羽。


◇ウェッヅリャー(雷雲の妖精)

 戦火の聖人の従者。物腰やわらかな策略家。

 黒髪と、曇天の影を薄めたような色の瞳と羽。


◇ティルファ(陽光綿毛の妖精→月光綿毛の妖精)

 魔法の要素をほとんど持たずに生まれたため本来は消えゆく運命であったが、夜の魔術師が紡いだ夜の要素を取り込み、月光綿毛の妖精として命をつなぐことに成功する。

 綿毛に似た白い髪と羽。



■精霊

◇水鏡の精霊

 少年の姿だが、大きな要素を崩して世界を揺らすことを愉しむ。人間の悪意が凝って生まれた存在。

 水色混じりの銀髪と、闇の蠢く穴のような瞳。

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