第18話


一向に覚めない夢の中だ。


すでにここが夢だと認識している。


今はどれくらい時間が経ったんだろう。


「・・・」



ごめんなさい。ごめんなさい。



そして、たまに思い出す。虐められた時の光景・・・


・・・もう今はそれが無いんだと思うと気持ちいい。


ここは暇という感覚もなく、本当に楽園のようだ。


だけど、たまに元の世界のファンを思い出すと申し訳なく感じる。

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