第11話 アトランティス

 アトランティス大陸にまつわる伝説を初めて知ったのは、多分、小学校時代だったと思う。


『一夜にして海底に沈んだ超高度な古代文明』


 学校の図書室で本を借りられる学年になった時に、半分強制で「一人一冊、本を借りなさい」的なことになりました。

 その時、適当に選んだのは題名も憶えてないけど数字に関わる雑学を紹介した本でした。



 その本の中では、アトランティスとは「プラトンが1桁間違えたために混乱した」だけだったと断言。

 『9000年前ではなく900年前 → サントリーニ島に確定!』

 子供が最初に得た知識と言うことでずっとそうだと疑わなかったですよね。

 ネッシーとかUFOとかの都市伝説的な話ではなく、立証された科学的事実として真に受けていました。



 今となって諸説あるうちの一つとしても、むしろ信憑性は低い説。今更だけど「本の中で断言されてた」から、信じちゃったんだと思う。この本の記述が「そう言う説があります」的なものなら、小学生時代と言えど「頭から信じる」ことはなかったんじゃないだろうか?



 ちなみに、今「アトランティスはどこ?」と問われたら、アフリカ北西部の『サハラの目』説に一票。

 まあ、見つかってるのは石器だけらしいので・・・超高度な文明とは考えにくいそうですが。

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