挑む季節

 円形に造られたそこは神事の為の特別な闘技場だ。年に数回戦士達が命を賭して戦い、その勝敗で神意を問う。

「お姉様、私のお姉様。今年の夏は如何でしたか。寄せては返し煌めいて、さぞやさぞ……」

 悠然と微笑むのは秋の戦士だ。実りと成就を司る季節の戦士に相応しく豊満な体付きである。

「そろそろ死んでも良い頃よ。ねえ、夏のお姉様」

 ひりつく様な敵意にも夏の戦士は怯まない。

「全ては神の思召しさ。おいで、私の可愛い妹よ」

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