追いかけっこ
少しここで休憩しよう、そう言って身を寄せ合っていた筈なのに起きたら君はいなかった。とっておきの場所だったんだよ、屋敷中を彷徨いている化け物達も絶対ここには来なかっただろ?
「捥いで、捌いて、引き摺り出して」
ああ聞こえる、君の足音。息遣い。歌いながら足取りも軽く歩くうちに、もうすぐそこまで。
「晒して、並べて、打ち付けて」
追い付いたら是非とも聞かなくっちゃね。どうして僕が死んでる事に、気が付いたのかを。
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