05.28. 11:28:02

 父親が嫌いすぎてだいぶキツいはなねです。


 父親とは2月から一切口をきいていないのですが、同じ家に住んでいるのでたまに廊下とかですれ違ったりするんですよね。でも、父親がたてる音を聞くだけで気持ち悪くなるんです。生理的に無理。


 反抗期とかいう次元のお話ではなく、もう人間として無理! という話。ただの愚痴です。


 『森谷はなねのひとりごと』投稿初期はわりと和気あいあいとしてましたが、今は殺伐としています。


 父親の嫌いなところを挙げればキリがありませんが、本当に嫌いなところを挙げるとすればいくつかあります。


 まず前提として、私の父親は僧侶です。

 僧侶というと、どんな人間を思い浮かべるでしょう。穏やか、慈悲深い、信心深い、優しい、達筆……などのイメージがあるかなと思います。


 私の父親はぜーんぜん、穏やかでも優しくもありませんし、慈悲なんてありませんし、言われるがまま僧侶になっただけで宗派の教えなんて信じていないと思います。達筆かどうかは知らん。


 外面は良いこともあり周りの人からは「優しそうなお父様ね」なんてよく言われますが、それは僧侶という職業フィルターがかかっているに過ぎません。


 実際のところ、私の父は短気です。とても短気。冗談も通じません。なのに、他人には寛容さを求めます。ごみです。


 幼少期、父からたくさん暴力を振るわれてきましたし、たくさん暴言を吐かれました。家族からの暴力で、病院にお世話になった数は数えきれません。


 そんな記憶と経験があるので、はなねの人格や価値観はひん曲がりました。つくづく、子どもが育つ環境って大切なんだなぁと思います。


 私には、そんな環境で育った戦友とも敵とも言うべき姉と妹がいます。なんで私たちが生まれたのかなぁと考えるとき、産んだ側の視点で考えたら、答えは簡単。家業の跡継ぎが必要だったからです。


 そういえば、以前ちらっと「頑張って3人産んだけど、これ以上はもう無理だなって思った」と母が言っていました。私たちは『跡継ぎ』という立場の子どもとしての出生を望まれましたが、生まれた子どもは3人とも女の子。母は落胆したでしょう。


 母の言葉に対して「男じゃなくてごめんね」と何度か言ったこともありますが、特に気にする風もなく、すでにそれは割り切れているようでした。


 生まれてしまった私たちは割り切れないけどな!!!


 大声で言いたい。跡継ぎどうこう以前に、まともに育てられないなら産むなよ。子どもの人生に最低限の責任も持てないのに、命増やすな。


 生まれてきちゃった私たちの人生、ほんと何だと思ってるんだろう。


 まぁこういう家庭はわりとあるのかも。

 うちみたいに「お金ないから私立はやめて」とか言われて、親の都合で将来を制限される子どもだって、絶対たくさんいる。むしろこっちのパターンの方が多いかも。


 これ書いていて思ったけれど、最近は生殖活動として本能的に命をつないでいくというよりは、子どもひとりの人生をより尊重して育てる倫理観重視の方向性になってきてる気がする。


 私があと10年遅く生まれていたらなぁ。それか、時代の進みがあと10年早かったらなぁ。


 なんて、ないものねだりする今日この頃。

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