アイドルドリーマー

キャプテンゴロー

第1話

俺の名は高沢優、今日からここ聖堂学園高等部に通う高校二年生。


???「ようこそ、聖堂学園へ」


職員室に入る髪が首筋の所まで長い成人男性に歓迎された。


萩原「俺お前さんが入るクラスの担任になる萩原深司だ」


優「はい、俺高沢優です、父がいえ理事長がお世話になっております。」


俺がここに来たのはこの学園で理事長をしている父からの推薦で新しくできるマネジメント科のテスト生として編入したからである。


萩原「お前のクラスは芸能科の二年A組だ」


優「はい」


萩原先生に連れていかれ教室に向かい二年A組の教室に入る。


萩原「お前等席につけ、転校生を紹介する」


黒板に俺の名前が書かれた。


萩原「今日からこのクラスに転校した高沢優だ」


優「高沢優です」


萩原「この教室に置くことになったから選択授業とか別の教室になるから出来るだけフォローしてやるのと仲良くしてやれよ」


全員「はーい」


授業はタブレット端末で受ける、学ぶことは普通の学業に加えて選択授業のマネジメント科志望生は俺を合わせて高等部の三学年だけでもざっと十人位であった。


昼休みになる。


香恋「ねえねえ、転校生くん」


赤い髪の長髪でツーサイドアップのリボンを付けた女の子と金髪のツインテールをリボンで括ってる女の子が俺に話しかけてきた。


香恋「私市原香恋、インディーズアイドルなの」


恵海「私は松山恵海だよ、香恋ちゃんと同じアイドル科なんだ」


優「うんよろしくね」


恵海「優君って呼んでいい?」


優「いいよ、市原さんと松山さんだよね」


香恋「私たちのことは名前でいいよ、ねえ、メグ」


優「じゃあ香恋さん、恵海さん」


恵海「本題なんだけどお昼一緒に行こう、それと案内したい所があるんだ」


優「校舎の中ならもう案内してもらったけど」


香恋「まあまあついてきてよ」


二人の美少女に手を掴まれて連れていかれる。


香恋「連行しまーす」


行くと非常階段みたいになっていた所に入りそこには地下の秘密の階段があり降りていた先にはまだ扉がありそこに入るとたくさんの人とステージがある。


香恋「薫、真冬」


真冬「香恋、恵海、やっと来た、この人は」


香恋「私達のクラスに転校してきたマネージャー志望の転校生の高沢優君」


薫「私、となりのアイドル科二年B組のクラス委員長している明日香薫よ」


青髪にボブカットでセミロングの長さの髪に青い目をして星形のアクセサリーを付けた美女。


真冬「私も芸能科二年B組の雪村真冬よよろしくね」


紫色のロン毛にワンサイドアップの美女。


香恋「そろそろ行こう」


恵海「私達のライブ観て行って」


彼女達はどこかに向かい数分後ステージで衣装を着て現れた。


香恋「クールな唯我独尊みんなを支える柱」(薫)


恵海「みんなー!お待たせ、天才的なキュートなオールラウンダー」(香恋)


真冬「憧れの可愛い歌姫 (ディーヴァー)」(恵海)


薫「芯が強くセクシーなダンサー」(真冬)


全員「それぞれで輝こう私達【アルコバレーノ】」


ライブ開始


ライブ終了するとみんなステージから退場して制服に着替えて俺の所に戻ってくる。


香恋「お待たせ、どうだった?」


優「すごかったよ、キミ達は?」


薫「私達は聖堂学園インディーズアイドルユニット【アルコバレーノ】」


真冬「話の続きは放課後でまたね」


放課後になり香恋さん達に連れていかれたのは大きなホテルみたいな建物だった。


薫「ここは知っての通り生徒達が済む学生寮よ、一階は共有スペースで一階に食事や入浴や洗濯をする場所はそれぞれにあるの右の2階より上は右の階段男子で左が女子ね」


みんなで席についた。


薫「この学園のことを改めて説明するわね」


薫「この聖堂学園はアイドル養成科がある学校、まず芸能科には色々あるの、既に事務所に所属していて芸能科に出てるメジャーアイドル、メジャーデビューしてなくインディーズとして活動しているインディーズ、ネット配信で活動しているライバー、他にも、フリーで行っている者、デビューはしているのもアイドルとして進行形で活動していない人とか趣味とか地下アイドルしている人とかね」


香恋「専門学校みたいな感じ、適当にやっている人はいないよ」


真冬「舞台創造科は作曲家やデザイナーや脚本家や裏方仕事を学ぶところよ」


恵海「普通科とか一般人もいるけどね」


薫「皆中等部の三年間で研究生として基礎を磨き高等部から本格的に活動が出来るところみんなたった12歳の子供が親元から離れ寮に暮らしながら己を高めようとしてみな音楽を極め夢を目指している、その姿や覚悟や向上心は尊敬する者よ」


香恋「だからこそ早く事務所に所属してメジャーデビューしたいと思う。」


真冬「すれば自分が歌う曲のレコーディングブランドを付けることが出来るものね」


確かメジャーデビューして事務所に所属しているとレコーディングブランドの作曲で契約してやっとCDを発売出来たり色んなサイトとかで配信がやっと可能になるんだったな。


恵海「私達ライブアイドル部は作詞作曲衣装制作も自分達でやっているしね」


俺のスマホから着信音が来た。


理事長室に呼ばれた。


理事長「初登校お疲れ様、高沢優君」


この人は聖堂学園の理事長の高沢優一郎、俺の父である。


優「はい、理事長」


理事長「まあ僕から言えるのは、キミはキミの目で心で誰に寄り添い誰の為に行動するのは自分で決めなさい、青春を楽しみなさい」


優「はい、理事長」


放課後


俺は【アルコバレーノ】の四人が所属している事務所、毛利事務所に来ている。


毛利「ようこそ、毛利事務所へ、俺がここの社長の毛利小次郎だ」


蘭子「娘で事務員の蘭子です」


優「はい、高沢優です」


毛利「早速だが仕事を頼みたい、お前に【アルコバレーノ】のMVを作ってほしい」


優「え?MV制作ですか?」


毛利「そう、毎年新入生歓迎会で二年生の中から代表になってすることになってることは知ってるだろう?」


優「はい」


毛利「てなわけで一年生へのMV制作頼むわ」


と言う訳でアルコバレーノにMVを頼まれた。


恵海「ねえ優君、私達のMV作り方教えて」


優「まずは楽曲を用意する、次に実写かアニメーションなどのテイストを決める、ストーリーを具大的に決める、機材を用意する、動画を編集する、完成品の確認・修正を行う、そして動画投稿するんだよ、機材や映像や音声ソフトは俺持ってるよ」


香恋「楽曲なら作曲は真冬で作詞はメグがしてくれたよ」


優「それなら次は歌の音声を作るんだ」


・・・


ボーカルスタジオに移動しそこでみんな自分のパートを歌い歌声を収録をする。


優「この収録して歌声は俺が後で音声ソフトで編集と修正するから次は聞こえる音と唇を合わせてシンクロさせるんだ」

学校の屋上に来ている。

香恋「何で学校の屋上なの?」

恵海さんが疑問形として聞いてくる。

優「次はMVの中のライブシーンだから音に合わせて動きとダンスとリズム感で歌のイメージを表現するんだ、それに背景をライブステージにすればライブシーンが出来るんだ」

香恋「なるほど」

アイドル衣装に着替えてライブシーンを撮る。

優「次は実写かCGかアニメーションなどの様々な映像を取り入れて歌のイメージ世界を膨らませるよ」


場所に学校の空き教室を貸してくれる事になって教室にMVの風景に合うように飾りつけとかしてこれこそ女の子の花園って感じの部屋になった。


優「それじゃあ撮影行くよ、アクション」


聞こえる音と唇を合わせてシンクロさせるんだ、次は動きとダンスとリズム感で歌のイメージを表現する実写かCGかアニメーションなどの様々な映像を取り入れて歌のイメージ世界を膨らませるをことをする段階。


優「OK」


映像に色んな画像を集めて修正創作をする。


「そして後は俺が確認・修正を行い動画投稿すれば完成だよ」


動画を観るとそこに灯台下暗しと言う言葉のように近すぎて気づかない輝きとはすぐそばにあった。

それがアイドルなのだ。

みんなで揃っているところで投稿を押す。

そしてこの動画はたくさんの視聴率とたくさんのいいねが届いた。


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