第7話:都会の少年と田舎の少年。
僕は子供のころ都会の小学校に通っていた。
6年間その小学校で順風満帆に勉学に勤しんでた。
でも、中学に進学する時、父親の仕事の関係で、
田舎に引っ越して田舎の中学校に通うことになった。
で、新参者の僕はイジメにあった。
都会からやって来た、気取った少年は田舎の少年たちに
受け入れてもらえなかった。
猿の集団みたいに、よそ者は村八分にあう。
イジメなんか許せない。
僕にも都会の少年としてのプライドがあるからね。
田舎の少年になんか負けない。
それでもひとりだけ友人ができた。
それは僕に特技があったからだ。
僕は漫画を描くのが上手かったから、そこに興味を持った
人が友人になった。
僕の漫画がのちにその友人の運命を変えることにあるんだけど・・・。
結局、イジメと戦いながら三年間がんばった。
だけど中学を卒業するまでひとりの友人以外馴染めないままだった。
で、ひとつ思ったこと。
それは都会の少年と田舎の少年のレベルの違い。
都会の少年と違って田舎の少年は素朴で純粋ってイメージだけど
それは違う・・・ただ遅れてるだけ・・・知識も認識も価値観も
全部遅れてるだけ・・・それをみんな素朴だって思ってる。
それは僕の偏見かもしれないけど・・・。
つづく。
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