習い事の闇
#zenです。
今日は過去にやっていたクラシックバレエの話をさせていただきます。
ただ、あくまで一部の教室の話ですので、その点をご理解ください。
それに、私見もちょいちょい入ります。
私の話が全てだとは言えませんので、習い事を決める際は、周りの詳しい人に評判を聞くことをおすすめします。
で、肝心の習い事の話ですが、
私は小学四年生の頃から六年間ほど、クラシックバレエを習っていました。
母いわく、楽器を買うとお金がかかるので、身一つで出来る習い事をさせたかったそうです。
ですが、始まりから悲惨なものでした。
私は体が硬すぎるので、柔軟は四人がかりで押さえつけられ、引っ張られて泣きながら行っていました。
もうスタートからやめておいたほうがいい感じがしますよね。
でも母は諦めなかったんです。
どんなに私の体が硬くても、どんなに下手くそでも、綺麗な衣装を着て踊っている姿が見たかったそうです。はい、母の自己満足です。
おかげで私は毎日必死で柔軟をすることになりました。
でもまあ、トレーニングの甲斐あって体はギリギリ足が上がる程度には柔らかくなりました。
世の中にはもっと頑張っている人がいると思うので、私の努力がすごいとは思いませんが、それなりに頑張ったと思います。
それから舞台が何度かありました。
一度目は下手くそなりに役をもらい、子どもたちを連れて踊る役をいただきました。
そこまでは、先生の熱意もすごかったので良かったんです——が、
途中で先生同士が喧嘩をして、トップの先生が交代しました。
波乱の幕開けでした。
主役は先生たちが担当し、生徒は花かカエルの役しかもらえませんでした。
花ならまだマシですが、カエル役で舞台費用30万を請求してきました。
それで生徒の親はそろって激怒し、本気でバレエをやりたい人以外は教室をやめました。
ちなみに最初の教室は二年ほどで辞めました。
あまりに厳しかったこともあって、次の教室はゆるいところを選ぼう! ということになったのですが……それがまた偏ったところだったんです。
最初は良かったです。先生の熱意もあって、舞台でも頑張ればそれなりの役をいただきました。
ですが、先生には補助の先生がいました。
この補助の先生は大学生だったのですが、この先生に問題がありました。
なんと、先生が帰ったあとに、喫煙していたのです。
しかも生徒の中学生と一緒に。
それを知ったのは、習い始めて二年ほど経った頃でした。
私はわりと早く帰るクラスだったので、気づくことがなかったのですが、それを知ったきっかけは舞台の打ち上げでした。
大学生の先生に打ち上げで連れて行かれた居酒屋で発覚しました。
しかも居酒屋に行ったのは、大学生以外全員中学生だったんです。
私は潔癖だったこともあって、飲酒は百パー断りましたが、私がいなかったら、きっと友達が飲んでいたと思います。
そして後日、居酒屋の打ち上げは公になって、親たちが激怒したことは、またまた想像に
それで辞めた私はまた新しい教室にうつりますが……結局、何もかも冷めてしまって、友達ともどもバレエを辞めました。
まっとうな先生って意外と探すのが難しいんでしょうか……?
真面目に頑張っている先生には、驚かれるかもしれませんが、そういう人たちも確かにいたんです。
余談ですが、トゥシューズってありますよね? あれって、つま先に木が入ってて、飛ぶ度に爪が割れました。
クッションを二重にしていても、舞台が終わった時には血まみれです。
私はとくに体が大きかったせいか、足への負担が半端なかったです。
トゥシューズは、それなりに体をしぼった人が履いた方がいいんじゃないかと、個人的に思います。
友達の娘さんはトゥシューズを履かないと言っていたので、本気のバレエ教室でなければ、今は履かないのかもしれませんが……。
そんな、習い事のお話でした。
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