#2

 家までそう遠くはないはず。



 私をいじめたあの子は。



 私が夢を叶えたら。



 もしかしたら。



 『頑張ったね』って言ってくれるかな。



 なら、その子の為に頑張ろう。



 深い泥水の中を歩いているよう。



 誰かの為に溺れよう。



 空気は最小限で良い。



 私が怠惰に見える?



 キレだしてしまいそう。



 私を正しく評価してくれる人なんていない。



 私には私だけ。



 暇ではないよ。



 頑張りたいのに、すぐに調子が悪くなってしまう。



 怒れる。



 どうして頭が痛くなるの。



 もっとやらなきゃいけないのに。



 私を止めないで。



 必死に生きてるんだから。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る