現代ダンジョン生活(仮)

@kuma06830

第1話 転生

私は、生前の記憶がある。何か特別なことがあるわけでもない平凡な人生であった。死因は、ビルからの転落であった。


あの日は、雨の降っている日だった。大学を卒業後、就職を機に一人暮らしを始め半年経ったが、未だ一人暮らしには慣れていなかった。そんな時に、火災報知器が鳴った。早朝だった、重いまぶた、憂鬱な体に鞭を打って起こした。一人暮らしを始めたばかりである事、初めて聞く火災報知器のアラーム音に、そんな状況で怯えながらも現状確認のためにベランダに出た。ベランダから体を乗り出し火災の火元を探していたその時、体は浮遊感に包まれた。そこから先の記憶はない。とこのように前世は幕を閉じた。


さて、今世では前世と変わらない世界観であるにも関わらずステータスというものが存在する。見えているのは私だけのようであった、それは両親や幼稚園での他の子の様子や先生の態度などが、ステータスを確認している様子はなく、魔法など特別な力と呼べるものがなかった前世と同じだから他人には見えていないと推測した。生まれてしばらくした頃、ステータスがあることに気づいた私はテンションが上がり、魔力チートができるなどと考えていた。


実際には、ステータスの画面に魔力という表示はあるが、そこに表示される数字は0

絶望した、しかし私に魔力がないというわけではなくこの世界に魔力というものが存在しないのだろうと考えている。それは、魔法と呼ばれるものを転生後みたことがないからである。ここまでが私のみてきた転生後の世界について簡単にまとめたものになる。因みに今のステータスはこんな感じである。


名前 綾地良平

年齢 3歳

レベル 1

HP 10

MP 0

力 1

知力 1

身の守り 1

魔力 0


Skill

なし




ところで、ステータスから分かるかもしれないが今世の私の名前は綾地良平という。家族構成は、映像関係の仕事についている父、専業主婦の母がいる。母の名前はさやか、父の名前は修二という。母は、100人いれば全員が美女と言うだろう容貌をしているが、父は平凡である。どうやって父は母のことを仕留めたんだ?というのは疑問である。私は母親似で可愛らしい顔をしているらしい。母の小さい頃にそっくりだそうだ。一人っ子である私は小さい頃から甘やかされて過ごしてきた。


私が甘えたり、あれが欲しいとおねだりしたら大体なんでも買ってもらたり、願いを叶えてもらったりすることができた。そんなステータスが見える私は、ステータスを上げるため5歳の頃から剣道場に通えるようにと両親に剣道やりたい!ということを事あるごとに小さい頃からアピールしてきた。そんなアピールが効いてか、5歳になった頃から近くの剣道場に通わせてもらえることになった。もちろんステータスを上げるためというのが1番な理由ではあるが、戦う技術を身につけるためでもあった。ステータスがあると認識してから私は必要になるから見えると信じているのだ。


また、ステータスには知力という項目もあるため、3歳の頃から勉強したいと思い、勉強をする理由付けのため英語のアニメを見て意味がわかるようになりたい的なことを言い、英語の勉強を始め、それを機に勉強に興味を持ったことにしてさまざまな勉強にも励んでいる。


自己研鑽に励む私を心配して両親が、親戚の子やお隣に住む私と同年齢の女の子や男の子と会う機会を設けてくれたが、精神年齢が大人な私には、一緒に遊ぶことなどしんどく、母親に「ママ帰りたい」といって泣き喚いた。精神年齢大人である私が泣いて恥ずかしくないのかと聞かれれば恥ずかしいが、そんなことよりもステータスを1でもあげたかった。


そんな事があってからは両親も、無理に誰かと遊ぶようにとは言うことはなくなりはしたが、心配しているようではあった。申し訳なさはあったが、今仲良くなったとしてもどうせ関係が続く可能性は、数パーセントだから、別に良いかと割り切った。


こんな感じに転生後、自由になってからは自己研鑽に励み続けている。5歳になってから剣道を始めた私は、全国剣道大会8歳にして小学生の部門で優勝した。当時若干8歳で優勝したことにより、雑誌や新聞にも掲載されたりした。


当時の私は小学生であるから、当然に小学校に通っていたのだが、学校の勉強はつまらなく、自分のしたい勉強を授業中していた。初めの頃は教員も色々と口を出してきたがしばらくしたら口を出してくることは無くなった。学校での人間関係だが周りとの関係も面倒臭かったので、誰と仲良くなることもなく、一人でいた。誰も私に興味を持つことはなかっただろう。


さて、剣道の話に戻ろう。剣道の全国大会で優勝した私は、より実践的に武術を学ぶため古武術の道場に通うことにした。古武術といえどもその源流が古武術にあるだけで、最新の技術なども取り入れた、実戦に重きを置いた流派であった。そこでの訓練は厳しく、辛いことも多くあったが、ステータスが見えることで、自身の能力が目に見えて向上しているのを見るのが楽しくてたまらなかったために、努力し続けることができた。


そんな感じで、4年が過ぎて12歳となった。6年生になった私は、担任の先生の勧めもあって受験をすることにした。勉強ができたらある程度のことには目を瞑ってもらえる私立の中学校を選んだ。両親も受験することに賛成してくれ、合格した時には自分のことかのように喜んでくれた。


中学に入学してからも私は変わらなかった。ステータスを上げることに全集中していたのである。ステータスは努力で上げることができるため、ステータスを見れる私は飽きずに上げ続けられるのである。因みに今のステータスはこんな感じである。


名前 綾地良平

レベル 1


HP 72

MP 0

力 32

知力 70

身の守り 20

魔力 0


Skill

剣術Lv3 隠密Lv2 投擲Lv3 語学Lv5


意外とステータスが伸びていないと思うかもしれないが、これでもかなり強くなったと言える。異世界ものや能力ものでよく使われる鑑定がないので誰かと比較することができないため、実際のところ自身がどれだけのステータスの高さなのかはわからないだが、例えば、力は32しかないが父と腕相撲をすれば必ず私が勝つ程度には力はあるし、素早さは陸上を本気でやっている同世代を上回っているだろう。レベルが上がらないのは不満だが、ステータスがここまで伸ばせたのは、良かったと考えている。そして何よりskill欄を見てほしい、そう長年の修行を経て剣術、隠密、投擲のスキルを会得した。スキルが初めて生えた日は興奮して寝ることができなかった。


最後に容姿だが、小さい頃よりも母親により似てきた。男というより女の子と間違えられることもある。鍛えているがこの体は筋肉がつきづらいらしく、体はなかなか大きくなってくれないので、最近は諦めかけている。しかし、この女の子と間違えられる見た目も可愛いため、気に入っているし、誰かを私が女と騙すこともできるので満足している、また近頃は母に聞いて化粧水を塗ったりして肌のケアもしている。可愛いは正義なのだ!。母も私が可愛いから、女の子の服を着せようとしてきたりする。初めてショッピングに行った時着せ替え人形になったのは良い思い出である。


中学生活も小学生時代と特に変わることはなくステータスのために使って早1年。二年生になったその日事件は起きた。そうダンジョンの出現である。


その日も、普段と変わらなく登校していた。いつも通り鍛錬のため走りながら登校しているところ、学校近くのコンビニに着いたところで大きな地震が起きた。大きな揺れであったため、立っていることは厳しかったので、周りにガラスや落下物がないことを確認した上で、その場を動かず耐えていた。


しばらく後わたしは、ダンジョンの中にいた。ダンジョンだとすぐ気づいたのは、私がラノベなどが好きだったからだろうか。ここはダンジョンだと認識した私は、情報収集に努めることにした。まず、周りを見渡す、敵性生物が居ないかを確認したがすぐには確認できなかったため、次に武器の確認だ。今持っているものは、投擲用のクナイと針そして短剣である。普段からこれは肌身離さず持っていたので、身につけていたものがなくならなかったことは幸運だと感じた。


それから、出口を探すことにした。いつでも逃げれるように退路を確保しておくことは悪くないだろう。そう考えて探してみるとすぐに出口を見つけることができた。そうして出口を見つけた時に微かに悲鳴のようなものが聞こえた。聞き間違いかもしれないとは思いつつも、ダンジョン探索もしてみたかったので先に進むことにした。本来であれば、走って向かうべきなのかもしれないが、ダンジョンには罠があるかもしれないし、モンスターとも未だに戦闘経験がないことからゆっくり確実にそして安全をできるだけ確保しつつ前進した。少し進むと、いわゆるゴブリンと呼ばれる小鬼にであった。彼らは木の棍棒を持っており、目視できるだけで3体いる。


私は、まず彼らの生態を調べることにした。まず小石を遠くに投げてみた。すると彼らは全員そちらを向いた。次に、学校に持って行くようなお弁当を、彼らの前に置いてみたが、気づいていないようであった。どうやら、視覚と聴覚はあるようだが嗅覚は鋭くない或いはないらしい。そんな確認をしたのち、私は初戦を不意打ちで済ませることにした。反対側に小石を投げてゴブリンの意識が、音がした方に向いた瞬間に距離を詰めて、首を刎ねた。ゴブリンの肉体は柔らかく簡単に切断することができた。一瞬の不意で三匹のゴブリンを討伐したのち、機械的な音声が聞こえた。どうやらレベルが上がったようだ。


初戦闘を終えたのち、あまりにあっけなく終わってしまった初戦に、戸惑いながらも次に進むことにした。そういえば、生き物を切ったのは初めてだったが、嫌悪感などはなく、むしろ高揚感さえあったと思う。


先に進みゴブリンがまた現れた。今度はどうやら一匹のようだ。これは都合が良いと思い、正面から戦ってみることにした。首が柔らかいことはわかっていたので首を狙い一振りしてみたところ、特に反撃もなく簡単に切れてしまった。


そうしてしばらく戦闘もこなしながら探索していると、人を見つけた、しかしすでに事切れているようだった。どうやら姉弟のようである、姉が弟を庇うように抱きしめていた。もしかしたら、私が悲鳴を聞いた時に全速でここまできていたら助けることもできたかもしれない。多少の後悔はあったが、情報も何もなかったため、何度繰り返したとしたも同じ結果になるだろうと思う事で、心を落ち着かせた。


心を落ち着かせるためにしばらく時間を使ったのち探索を再開した。そうすると2階への階段を見つけた。情報もない中危険かもしれないが、こんな時のためにステータスを上げていたと思い、進むことにした。二層に進むと短剣を持つゴブリンが現れるようになった。そして、ゴブリンを倒すと何が小さな石のようなものを落とすということがわかった。また、短剣を持つゴブリンはたまに装備していた短剣をドロップすることがあるということもわかった。


通路の通りに宝箱もあったのだが、開けるのはやめておいた。罠の可能性があるからだ。わからないものには触らなくても良いだろう。それはどうせ、時間が経てば情報はネットで広まるだろうと思ったからで、自身で危険を犯す必要性を感じなかったからである。


二階層ではゴブリンがドロップした、短剣を投げナイフとして使いゴブリンを倒しつつ先に進むことにした。慣れてきたのもあり、3階につながる階段をかなり早く見つけることができたと思う。ここまで戦ってきた感じからまだまだいけると思い、行けるところまで行ってやろう決めた。


三階層に辿りつくと、そこには大きな扉が用意されており、まるでゲームのボス部屋であるようだ。ボス部屋だと思われるので疲れを取るためにも少し休憩することにした。小休止の後、ボスと戦うことにした。まず、これまでの戦いで拾ったゴブリンの短剣を投げて試してみようと思っている。それで倒せなかった時は、短剣で戦いつつ隙を作り投擲でボスを倒そうと考えた。


ボス部屋の扉を開く、どう考えても僕の力では開くのは難しい程大きく重そうな扉だが、簡単に開くことができた。扉を開き、中に進んでみると、そこには何もいなかった。しばらくしても何も起こらなかったので、そこで張り詰めた緊張がそこで切れてしまった。瞬間足下が光った。目の前に全身鎧を着た、通常のゴブリンより2倍は大きいであろうゴブリンがいた。そしてお供として、弓を構えたゴブリンが4体現れた。集中が切れてしまったことで、ゴブリン弓兵の攻撃を左肩に貰ってしまった。だが幸い、傷は軽いようで、剣を振るうのも問題ないだろう。


とりあえず距離を取り、ゴブリン弓兵目掛けて短剣を投擲する、当たったどうかを確認せず、距離を詰めながら次の投擲を行う、ゴブリンが味方の方を確認している一瞬で、短剣の間合いに入る。とりあえず、残った2体の弓兵の首を刎ねる。残った鎧を着たボスゴブリンとの一騎打ちになったが、痛みに耐えながらの戦闘で、自身の反応が鈍くなっているのを実感する。この状況で戦うのなら近接戦より、投擲で倒すことを考えた方が安全だろう。先ほど私が距離を詰め戦った事でゴブリンの頭にも、近接戦のイメージがついているだろう。そこで被弾した左側の手で短剣を持ち距離を詰める。後は、短剣で切りつけるフリをして全力で後ろに飛んだ。後ろに飛ぶと同時に針とクナイをゴブリンに投げつける。どうやら、クナイは鎧に弾かれたようだが、針は片目に刺さっている。


これで視野を制限することができた。死角ができた事で近接戦を挑むのも悪くはないと思いそこを狙って、近距離戦闘を挑むことにした。普段から持ち歩いてる短剣を構えて近づく今度はゆっくり歩いて近づく不意に倒れ込むように死角に潜り込みつつ、当たることは期待せずには負傷した左手で残りのクナイを投擲しつつ、距離を詰め短剣を払った。短剣は鎧を避けるように綺麗に首を斬ることができた、ボスの首が落ちる。刹那ボスの体が淡い光に包まれ霧散した。


ボスの体が光の泡となって消えたのちに、今まで見てきたよりも一層大きな宝箱が現れた。危険性があることもわかってはいたが、怪我を負ってた身であるから、このまま安全に帰還できるかと聞かれれば自信がなかったため開けてみることにした。


宝箱を開けると、中にはオーブと片手剣が入っていた。まずオーブを持ってみるとアナウンスが流れた。「光魔法を習得しました」。私は歓喜した。夢にまでみた魔法を習得できたことが嬉しくてたまらない。怪我している事を忘れて、痛みが吹き飛んでいくようだった。


そして、しばらく魔法を覚えたことの余韻に浸ったのち片手剣を手に取ってみた、そうすると、ボス部屋の奥が光だした。光とはいっても淡くどこか美しく落ち着く光だ。近づいてみてみると魔法陣になっている。近づいて調べてみようとすると、魔法陣が起動したのか魔法陣がゆっくりと動き出し、体が光に包まれる。気がつくと、元々いたコンビニの前に立っていた。とりあえず、怪我の応急処置のためにもコンビニで、消毒液と絆創膏を買おうと思ったが人がいない…、そこで悪いとは思いつつも、置き手紙を残し、消毒液と傷絆創膏、そして止血用のタオルをいただきますと一筆したため、料金を横に置いてコンビニから出てきた。外で応急処置をしたのちにステータスを確認することにした。


名前 綾地良平

レベル 10

職業 見習い (選択可)


HP 217

MP 50

力 62

知力 82

身の守り 36

魔力 15


Skill

剣術Lv3 隠密Lv2 投擲Lv3→ Lv4 語学Lv5 

New 光魔法Lv1


おお、ステータスがかなり上がってる!レベルも10になってるし、職業って枠も増えている。職業?が選択可能なようだが、先に魔法だ。転生してからずっと欲しかった魔法が使えるようになった事は、嬉しいが、扱い方がわからないどうしよう?と思ったところ、頭に魔法の使い方が浮かんでくる。どうやらちょっとした回復魔法が使えるらしい。「ヒール」と唱えてみる。すると痛みが引いていく、傷口を確認してみると治っていた。これこそが魔法だ!と興奮しつつも次に進んで職業の欄をタップした。


選択可能職業


戦士

剣士

騎士

盗賊

暗殺者

光魔法使い

僧侶


聖女


このように表示された。ちょっと待って聖女?って何?と心の中でツッコミを入れつつも、どれが良いか考えてみる。そして、選択肢として残ったのは、聖女、暗殺者、剣士であった。でも、個人的には聖女に惹かれている。なぜならレアジョブぽいからである。男なのになぜ聖女?とは思うがこの容姿には、ピッタリだと思う私もいる。


なぜ、私はこの容姿に聖女がぴったりだとか思ったり、レアジョブだから聖女がいいと思うのかはわからなかった。ただ、どこからともなく頭に直接声が聞こえた気がして、あなたは聖女を選びなさい!と、とても澄んだ美しい女性の声が聞こえた気がした。鈴を転がすような声という言葉が存在しているが、あの声の主にこそ、その言葉ふさわしいと思う。それから、私は聖女になることをほぼ決めていて、私自身が聖女になるための理由を探しているようだった。なんだろうか?私が私で無くなっていくような気分を覚えたが気のせいだろう。


今すぐに選択する必要はないだろう。近いうちに他にも転職できる人が現れるだろう。そうしたら転職の情報も出てくると思い、とりあえず両親も心配だし家に帰ることにした。


帰宅すると、母が私を抱きしめてきた。心配だったのだろう。私は大丈夫だよと優しく言い、抱きしめ返していた。しばらく後、父からも連絡があり、無事であることがわかった。安心した。私は、どうやら自身で考えている以上に両親のことが好きなようだった。


しばらくして父が帰ってきた。そこで、「私ステータス?が見えるんだけど、お父さんとお母さんにはみえる?」と聞いてみた。二人はステータス?とピンときていないようだったが、突如驚いた顔になった。どうやらステータスが見えたようだ。ダンジョン出現がキーとなってステータスがみえるようになったのだろうか?


今日は、戦闘で疲れたこともあり、とりあえず寝ることにした。次の日、起きてくると、両親がニュースを見ていた。どうやら、世界中でダンジョンが現れたらしく、各国とも混乱しているらしい。日本も例外ではなく、ニュースで政治家や、総理大臣が、危険だから近づかないでください!と何度も呼びかけている。一方で民間の放送では、ダンジョンの中で、モンスターを倒してレベルアップした人にインタビューなどを放送していた。レベルアップした人曰く、モンスターにもよるかもしれないが彼が戦ったのは、ゴブリンらしく、これは4人以上で挑めば1匹ずつは弱いので我々でも楽に安全に戦うことができると言っていたのである。


これを機にダンジョンに、挑む人が増えているようだ。ゲーマーなどはそそられるだろう。なんせ、現実がゲームのようになったのだから。一方で、今回の事件で少なくない犠牲者が出ているのも事実のようだ。各局によって情報は錯綜している。国も確定的な数字の情報しか出さず、ダンジョンは危険ですとしか言っていない。私は、これはダンジョンに潜る人も増えるだろうと思った。






















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