第12話 切ない恋ごころ
皆さん、初恋って、いつでしたか?
私は、二歳の頃……三つか四つ年上の、いとこのお兄ちゃんでした(笑)。
二歳なんて、覚えているわけがないだろう!
……と、思われるかもしれませんが、印象に残っているシーンだけ強く記憶しているんですよねー。
家族で従兄の家へ遊びに行って、そこで一緒にテレビゲームをしてもらったのがよほど楽しかったのでしょう。
それ以来だと思います。
私が年上好きになったのは(笑)。
私の両親が六歳差で結婚しているので、年上の男性にすごく憧れていましたね。
まぁ、二歳児の「好き」なんて、恋じゃなくて、単に「遊んでくれる人」というくらいなんでしょうけど。
次に「好き」と認識をしたのは、幼稚園の時、幼馴染の同級生。
これを読んでいる男性諸君。
女子は、生まれた時から女なのだよ!!(笑)
とにかく、私が恋愛に関してマセていたことは確かです。
小学生の頃、心理テストや恋のおまじない、なんかにもハマってました。
よくありますよねー好きな男の子の名前を書いた消しゴムを、誰にも触られないで使い切ったら恋が実る!とか。
んなもんで恋が実ったら、世の中ストーカーや変態たちに都合の良い世界になってしまいます。
それは、いけません。
小学校高学年になった時、やはり私には好きな人がいました(笑)。
二年に一回クラス替えがあったので、クラスが変わる度、私の好きな人は、アプデされます。
今思えば、初恋と呼べるような代物なのかどうか甚だ怪しいものではありますが、当時の私にとっては、真剣でした。
昔の小学校では、運動会や修学旅行のようなイベントがあると、プロのカメラマンが撮影した写真がずら~っと壁に貼りだされて、欲しい写真の番号を紙に書いて購入するシステムがありました。
今は、WEBで選んで購入する時代ですからね~。
で、好きな人がいる女子は、どうすると思いますか?
もちろん、自分と好きな人が一緒に写っている写真を探して買うんです!(笑)
え? 私だけ?
……そんなことないですよね??💦
一緒に写っている写真と言っても、二人きりで写っていることは、まずありませんから、不特定多数の生徒たちが写っている中から探して、選ぶわけです。
自分が写っていないと、購入時、親に怪しまれますからね💦
そして、購入した写真をどうするのか……まあ、普通に考えたらアルバムに貼るとか、こっそり机の引き出しに隠しておいて、時々出して眺めるとか、でしょうか?
当時、恋のおまじないにハマっていた私は、その写真から好きな男の子の顔の部分だけを切り抜いて、ロケットペンダントに入れていました。
きっと、おまじないの本に書いてあったのでしょう。恋が実る、とか(笑)。
……ってか、自分で書いてて、引くわぁ~💦
両想いでもないのに……ストーカーかっ!๐·°(৹˃ᗝ˂৹)°·๐
話は、オチまで読んでから、ブラバしてください(笑)。
ロケットペンダントに好きな人の写真を入れるアニメか漫画でも読んだのでしょう。憧れもあったのだと思います。
恋に恋する乙女とは、まさにこのことですね。
でもね。よく考えてください。
切り抜いた写真本体の方は、どうなると思いますか?
まぁ、普通に考えたら、好きな人の顔写真はGET出来たのだし、例え自分が写っていたとしても、そんな穴の開いた写真は、ゴミでしかありません。
あまり記憶にないのですが……おそらく、私は、その写真を自分の部屋のごみ箱に捨てたのでしょう。
それか、勉強机の上に敷かれた透明な保護シート……あれ、何て言うのでしょうか?💦
シートの下には、時間割表とか何かの紙が敷かれていて、その下にでも隠しておいたのかな~?
前者だったら、まじでアホの子ですね。
まぁ、どちらにせよ、その写真を母親に見つかってしまったわけです。
「この写真……どうしてこんなことするの?」
母は、真剣な顔で怒って、私に言いました。
「え……それは……」
もちろん、私は、まさか恋のおまじないで、好きな男の子の顔写真を切って、あろうことかロケットペンダントに入れている……なんて、口が裂けても言えません。
「いくら嫌いな子だからって、こんなひどいことをしたらダメでしょう!」
Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン
結局、あの時の誤解は誤解のまま、私は、未だに母に真実を告げておりません。
……あっ、フォロー外さないで!(´•̥ ω •̥` )
良ければ、皆様の初恋話もお聞かせ頂けたら嬉しいです( *´艸`)♡
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます