第11話
痛い。まだ昨日のやられた所が痛い。
「・・・」
絶対に復讐してやる。
「・・・優!!おはよう!」
「・・・っ!!」
ビクッとする。
人生で初めてのおはようを言われた
「・・・あ、あ、あ、」
「小学生の優がアワアワする所・・・かわいい」
やばい、なんて返せばいいんだろう。もう理解が出来ない。
話し方がわからない。女の子におはようと返したら、俺なんかが何を言ってるんだと、思われそう。
別に今更どう思われようが変わる訳じゃないんだけど、
「行こう、学校」
そうして、春が俺に手を伸ばす。まるで手を繋いでくれ、と言うように
「・・・」
当然、怖くて繋げないし、ただ後ろに手を伸ばしただけかも知れない。
「行くよ!!」
だけど、そんな手を春は握って、走り出した。
よろしければ星をお願いします。星の半分の話数を目指します。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます