第9話
過去編 春視点
あのあと、
私は結局別な日に階段から落とされた。けど優はスライディングをしながら私を助けてくれた。
「・・・いたっ」
私を受け止めた衝撃と、腰を床にぶつけた感覚が直に焦げ跡に痛みを与えた筈だ。
「・・・ごめん、優。私は」
「いいよ。それより気をつけなよ。虐めは平気で普通のタグが外れるから」
「・・・っ」
それは今起きたこと・・・
きっと優はこのようなことに何度も直面したいんだ。
「・・・ごめんね。優」
「いいって、まぁ次回からは更に気をつけてね」
そう言って優は私が虐めたことを気にしてないかのように言ってくれた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます