第22話いつかの想い出

「どうやらあんたの事が好きらしいが、ワシは認めないぞ!」釘を刺した様だが、美幸が泥酔しているので僕は初耳だった。

 しかし、「ハイ、分かっております。」とだけ答えて前を向いていた。

「ここで降りろ!」

 いつの間にか眠っていたらしい。

ミッドナイトの新開地は、ネオンがキラキラと瞬きまだ宵の口だったが、酔いが全身を縛りつけていたから帰途に就く。

 そんな事を思い出しながら梅田駅に到着していた。

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