第11話風に負けたワブソング

 体格が僕とは大幅に違いすぎる!


傘を差し出した男。


 傘はブランドものなのか?ルイヴィトンの傘?


何だっていい!


 顔も知らない生牡蠣が席巻している僕の心に焚き火でも焚いて追い払うしかない・・・!


 遅すぎた「キミに捧げる唄」の歌詞を書いた楽譜を握り潰し、八坂の方へ向かい四条大橋の欄干に沿って投げた!

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