第6話肩を抱いた初夏の河原町

聞くところによると元ラガーマン。


言い終わると、右肩を抱いていた僕の右手を払いのけ、身を翻しまじまじと僕を見詰めた。


 2人の歩行が止まったのは加茂川手前の横断歩道が終わりに差し掛かった所だった。

「まえから好きだったって言われて・・・、付き合って下さいって言われて・・・。どうする?」

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