第2話 久々に会った友達の見た目が変わってることあるよね

「にしてもあいつ遅いな、あいつの家からここまで十分もかかんないだろ」


楓からのLIMEから三十分ほどたっているとゆうのにのにまだ楓は来ていない。


楓からのLIMEから約四十分楓と思われるインターホンがなった。


「やっと来た、はいはーい少しお待ちをー」

「やあ、童負ごめんねお酒とかもろもろ買っ…」


ドアを開けたらそこには、俺の名前を呼ぶ見知らぬ女性が立っていた。


「おい、童負酷いじゃないか。僕を締め出すなんて開けてくれよ」

「俺にあなたのような女友達は居ないのですが」

「あーそうかこの体…僕だよ僕だよ」

「…本当ですか?」


見た目は違えど、声は楓のもののため恐る恐るドアを開けてしっかり見てみる。やっぱりピンクに近い赤メッシュショートカットの、ボーイッシュにしか見えない。


「証拠だってあるよほら男女島楓の学生証。とりあえずあげてくれよ、お酒ぬるくなっちゃうからさ」

「とりあえずどうぞ」


楓かは半信半疑ではあるけれど、学生証をら見せられたのであげてやる。


「お前ほんとに楓か?楓のお姉さんとかではなく」

「君知ってるだろ、僕が一人っ子なの」


楓の家にも何回か行ったことがあるから知ってはいるけれど、この見た目で楓と信じろとゆう方がおかしい。


「じゃあいくつかお前に質問するから」

「別にいいよ絶対に全部答えられるから」

「じゃあ俺とお前の出会いは?」

「君が高校内でこっそりゲーム大会開いてその大会の優勝が僕だった」

「正解」


ちなみにゲーム大会は、その後先生にバレて大目玉を食らった。

その後も、何個か質問を投げかけて見たけれど全て正解だった。


「全部正解。ほんとに楓なのかよ」

「さっきから言ってるじゃないか」

「でもなんで女に」

「実は僕心の性別は女なんだ。だからここ三週間で下を外してきたんだ」


楓が最近いなかった理由は、手術のために色々なところに行っていたかららしい。


「それにしても顔と体変わりすぎじゃないか?」

「顔はちょっと整形をね。あと体に目をつけるとは、エッチ」


帰ってきた楓の体は、何故か胸が肥大化していた。


「しょうがないだろ男なんだから。そういえば心が女って言ってたけど、好きな性別は?」

「男だよ」

「も、もしかしてお前俺の事を…」

「いや、君はタイプじゃない。このことには小学生くらいからだったけど、君はタイプじゃない。僕はうちょっと頼れる人が好みなんだよ」


元男の親友とはいえ、二回も好みじゃないと言われるとさすがに少し傷つく。


「俺が頼れないって言いたいのか?」

「そりゃあね、だって君優柔不断だし部屋の整理整頓できてないし」

「それを言われると」


とゆうかなんで俺は、親友の好みにムキになってるんだろう。


「でも君が僕で肉欲を発散したいと言うなら、僕も少しは手伝うかもよ」

「やらねーよ、お前は大事な親友だし。それに…ここ三週間お前がいなくて心配だったから、そんな気力ないし」

「なんだよかっこいいこと言うじゃないか、少しキュンとしたよ」

「ま、まあなんだお前が女になっても俺は親友だから、とりあえず手術無事終わった事だし軽いお祝い程度にゲームするぞ」

「それいつもとやってる事変わらないよね」


楓は少し体をいじったと言ってるけど、にしても過ぎないか。楓はもともと女性っぽい美形だとしてもすぎる。



「よしアイテムゲット、くらえライト砲」

「残念俺は、そんなの簡単に避けれるぜ…あー当たった」


楓のゲットしたライト砲を避けれず、見事に俺の操作キャラに当たって負けた。


「あー負けたこれで六十戦三十敗」

「やっぱ、五分五分だね」


あの後からずっとゲームをしていたけれど、勝敗は勝って負けてを繰り返していた。


「俺は疲れたから寝るわ」

「もう寝るのかい?僕が帰ってきたのに。まだ買ってきたお酒も飲んでないよ」

「じゃあ二杯だけ飲んでやるよ」


楓はなぜか三十本ほど酒を買ってきていたため、種類はそこそこあった。


「それじゃ僕の無事手術終えたことにスコール」

「スコール」


楓と軽く酌をした後、時計を見ると普通に深夜三時下回っていた。


「それじゃ俺寝るから帰っていいよ」

「何言ってるんだい、今日僕止まっていくよ」

「へ?き、着替えは?お前も明日講義だろ」


俺と楓は、全て同じ講義を受けているため俺と予定は同じはず。


「僕は明日は休む。手続きとかまだあるしね。それに君は、乙女をこんな時間一人歩かせるつもりかい?」

「そ、それは俺が送ろうか」

「そもそも、そんなに僕と寝るのが嫌かい?女でも親友なんだろ?」


前の楓と何度も寝ているけれど、今の楓は童貞の俺には厳しいものがあるかもしれない。


「あーもうはいはい分かりましたよ寝るぞ」

「わーい君の家のベッド、でかいしふかふかで寝心地いいんだよ」


敷布団ぐらい買えよとゆう話かもしれないが、俺の家には客人用の敷布団がない。今度買おうかな。


「いやー疲れてるんだよ僕は。明日もたくさん手続きあるしね」

「そういえばお前その胸どうしたんだよ」

「これかいこれは、ホルモン治療ってやつだよ」

「でも、そんな三週間とかで一気に膨らまないよな」

「ずっと前からやってるからね、一応君とかほかの友達にバレないようにサラシは巻いてたから」


逆に友達のノリで胸を触られなかったのは、楓の幸運なのかもしれない。


「俺明日早いから寝るぞ」

「胸で思い出したけど、君僕のこれちらちら見すぎじゃないかな?」


急なことに寝ようとしていた体が起き上がる。


「しょ、しょうがないだろ。男はそういうサガなんだから」

「それもそうだね僕は眠いから寝るよ」

「お前から話振った割に淡白だな」


急変した親友と一緒に寝た次の日俺は大学、楓は俺と同じタイミングで家を出て帰って行った。

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