死神な俺は現代を生きる

@36-50873

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古来、この国には多くの神がいた。自然の全てに宿る神、人の営みに宿る神、ありとあらゆるものに神が宿り、八百万の神と評されることもあった。


しかし、科学が進歩し、神の存在誰も心から信じる者は少なくなり、多くの神が現世に顕現していられなくなり、消えてしまうか、天界へと戻った。


今、現世にいるのは誰でも名前を聞いたことがあるような有名な神が数えるほどしかいない。


そして、死は万人に訪れるように死神もまた現世に残っていた。

たとえ信仰がなくなろうが死は決してなくなることがない。死神は消えることのできない、悠久を過ごさなくてはならない神なのだ。

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