走り書き

元々感受性豊かでThe女の子みたいな子だったけど魔王を殺すため記憶を魔力に変える魔法を使い始めてだんだん廃人になっちゃう

「なぜそんなに魔王を殺そうと?」

「たぶん私は決意が揺らがないように一番消したくない記憶を一番最初に消したんじゃないかな。覚えてないけど。」


魔王最終決戦

そこは魔力で溢れていた。危険なほどに。記憶を犠牲にした愚かな魔法と人道を犠牲にした愚かな魔法がぶつかり合い魔力が充満しているのだ。

「……いまならいける…」

魔王と彼女が相討ちする。

周囲の魔力を全てこの手に集約しずっと準備し続けてきた術を使う。

彼女は蘇生された。記憶と共に。

「魔王は何年生きていたと思う?」

「何千年…?」

「そう。その何千年にも及ぶカスみたいな記憶と膨大な魔力で…全て…そう全てを元通りにしたんだよ…。」

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