2. タマキン
むかしむかしあるところにある青年がいた。青年はうまれつき身体が貧弱で、手足は小枝のように細く、浮き出た肋骨と骸骨みたいな顔に薄い皮が張りその肌はひどくただれていた。
このうち、彼のキンタマはとりわけ不思議であった。
彼のキンタマはその役割を十分に満たしていない。具体的に、通常すべてのキンタマを覆うハズのタマ袋が、正常の半分ほどの体積しか有しておらず、キンタマの片方が外界へまろびでているのだ。このことから彼は「ハーフ」とよばれ
(30分経過 記録: 213文字)
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