第27話 本当にあほ

私は驚いていた。


私というのはこの物語の作者の事である。


私ですら大喜利館には行かせたくないのに、何故かまた6人は大喜利館に挑もうとしている。


何故だろう。


大喜利館には作者すら知らない何かがあるのではないか?

いや、その何かに導かれているように思わせている「何か」がいる。

それが「何か」を突き止めることが、私の使命なのだろうか・・・


つまりこういうことである。


自分の意志とは裏腹にストーリーが進んでいくことに違和感を覚えることはよくあることだろう。


それにはいろいろな理由があって


つまらない話を誰かのせいにしようと思ったときや


それが虚構だと分かっていても主人公の生き方を、自分の生き方としてではなく主人公の生き方なんだと錯覚してしまうとき


さらに言えば「何か」に導かれている「何か」は自分の中で生まれているはずであり、それが何かを自問してみつけだすはずの「何か」のはずであり


それを深堀して、繰り返して、考えていけばいくほど


無数に増えていく「何か」


「何か」の乱用が、またさらに「何か」を増やしていく


と思う反面、それさえもひっくるめて一つの「何か」となるわけでもあり


これらが複雑に絡み合って「何か」となる。


その複雑に絡み合った部分の解釈は、人それぞれの「何か」


みんなが選んだ「何か」


ひとつのライフ、それぞれが選んだスタイル


いえ~いぇ~♪




________________________





こうたろうが大喜利館にゆうじろうがいると言ってしまった日から、皆そわそわしていた。いつまた号令がかかるのビクビクして生きるのであった。


破廉恥は尿に血が混じり


富士まんが下水の水を飲みだしたり


コンドームは左右の乳首を入れ替える手術をしたり


墜落はこの世のありとあらゆるものの角度を計っていた



その中でけいたろうだけは違った。


普通に暮らしていた。


普通とは「何か」



こうたろうは思い出していた。


たけしとの思い出で何か忘れてしまっていること


なにか引っ掛かることがあった。




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