名前よりさきに
藤いろ
第1話・名前よりさきに
白くて体型の合ってないTシャツ(一部)。
見た目は好みじゃないけど、どうしても目が行ってしまう。
その白いTシャツの下のモノを支える女性特有のモノが透けて見えてしまいそう。
やはり目が行ってしまう。
これは生物の本能なんだ。ああ本能が憎い。
本能のままその人を呼び出して、言った。
「君が・・・好き・・・なんだけど」
返ってきたのは。
「けど?」
だよねー。
・・・・・・。
「本当はその胸が好きです!付き合ってください!!」
「は??」
あー言っちゃった・・・・。
「あーいやコレ目当ての奴は今までいっぱいいたけど、ここまでハッキリ言われたのは初めてだわ。ウケるww」
「あーだよねー」
「コレ揉みたいから告ったの?」
そう言って胸を両腕で寄せてあげる。すごっ!!
「付き合ったら揉み放題だと思った?」
「あーはい・・・・・」
「女同士なんだし、付き合わなくても友達同士でも触れたじゃん」
「!!その手があったか・・・・!」
「いやその手って・・・・ズレてんのか天然なのか」
「じゃあ友達に」
「なるか!!」
「だよねー・・・・」
「付き合うんでしょ?」
「え??」
「付き合ってあげる!でも~私~そういう行為は結婚初夜が~理想なんだよね~。
その前に触ったら即別れるから!」
え!?付き合ったらすぐ触れるんじゃないの!?
結婚初夜!?それっていつ!?
「んじゃまーよろしく!・・・・名前なんだっけ?」
「あ、私もあなたの名前知らないや・・・・」
「マジ胸しか見てなかったのかよ」
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