第8話

それから、とりあえず半月が経ち、


もう完全に過去は振り切れた。


友達も増えた。


話してくれる女の子も増えた。夏さんのグループにも仲良くなり、春と付き合う前より友達は増えた。


「ねぇそれでさぁ」


夏さんと話して居ると


「優」


何故か急に元カノに話しかけられる。


思わずビクッとする。


「・・・何?」


「私との誓いはどうした」


「誓いってなんのことだよ。」


いや、マジで何??急に話しかけてきたと思ったら、


「私だけを愛し続けるって約束だ」


「・・・」「・・・」


夏さんも俺もフリーズしている。


「いや待って、お前の相手・・・の」

名前がわからない。


「彼氏さんが居るだろう」


「それは彼氏じゃない前世からの夫婦だ」


まだそのネタだったのか、つか口調がさっきからキモいし


夏さんもさらにドン引きして居る。


「つか、別に誤解しないで欲しいんだけど。別に夏さんのことが好きでもないよ」


「え、気持ち悪い。まだ私のこと諦めてなかったの?」


なんで急に普通の口調になるんだよ。


「いや、別にアンタことも終わってる訳じゃないよ。優君は」


春「・・・っ、お、おん、おん女を騙す・・・ま、魔女は、だ、黙って」


なんで緊張するんだよ。そんな口調で・・・


あー、やばい。イライラより、もう・・・恥ずかしい。


逃げたい。


夏「アンタねぇ!!」


「夏さん。ごめんいいから放っておこう」


夏「でも、優君」


春「元でもパートナーで、誓いあった私にそんなこと平気で言えるわね」


もう、なんでも良いや。とりあえずここから逃げたい。


優「夏さん、恥ずかしいから席を変えて良いかな」


夏「うん、わかった」

俺の意思が伝わったのか、二人で行くことにした。


春「ちょ、優に逃げるの!!逃げるなら呪ってやるわよ」


やべぇ、ガチで怖い。明らかに俺に呪いを掛けるなんて・・・自分から浮気してそう言う考えに至るコイツなら、ガチで呪い(物理攻撃)をして来そう。


よろしければ星をお願いします。星の半分の話数を目指します。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る