第5話

「フッ、カイジ、オマエの実力はその程度か」

赤ん坊のくせにマダガスカル君が生意気な口を

キイタ。

「それじゃあ、今度はオレのおしゃぶり

キックを受けてみろ」

マダガスカルくんがおしゃぶりキックを

カイジの顔面に炸裂させた。

顔面血だらけになったカイジ。

「まだまだだよ、カイジ」

「おっ、おまえは本当に赤ん坊か」

「一歳と十二か月だ。まいったか」

マダガスカル君がカイジを足げにした。

「べっ、別にまいらんが」

「そんなことを言う口はこの口か」

マダガスカルくんがカイジの口を

あかんべーした。

「しっかし、オレたちはいったいなにを

やっとるのじゃ」

カイジがあかんべーされながら

必死の抗議をした。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る