『アルバイト部』は、部室棟に入ってすぐのところにある。

扉は常に開けたままになっていて、到着した生徒が次々と入っていく。

小走りで、ショウも『アルバイト部』に到着した。

『アルバイト部』の広さは、教室の半分くらいのスペースで大体20畳ほど。

奥には、大きい掲示板があり、そこに人だかりが出来ていた。

「ちょいと失礼〜！」と人だかりに混ざるショウ。

人のあいだをスルリとぬうように進み、掲示板の目の前へ。

掲示板には、A4コピー用紙がビッシリと貼り付けられている。

「さてさて、良い依頼は入っているかな？公園の清掃員……」「あ〜これ時給良いかも？」

アルバイトの依頼用紙を1枚ビッと剥がし、大きくなる人混みから離脱した。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい