や G

 やがてドアを開けてくれた母さんは、僕を見て、「ゴリラだわ!」と叫んで逃げた。今や僕はゴリラになった。茹だりそうな暑さで瞬間的に雪が溶けて、もうそこは熱帯雨林だ。炎天下のジャングルでたまにドラミングしながら、必死に水場を探し行く。ようやく見つけた大きな湖に口を付けて、飲もうとしたけど止められた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る