第33話 我、正義なり

悪意のない悪にゲンナリする。

名前が売れれば金になる時代である。

極端に言えば、人を傷つけようと犯罪者になろうと、真面目にコツコツ生きてる人より金持ちになれる可能性は大いにある。

鋼のメンタルは必要だが。

そして、SNSにはそういう悪意で満ち満ちている。

○○系○○なんていうのが分かりやすいだろう。

一番の問題は、無視できない人間のあまりの多さである。

悪意のある人間を見た時、こんな気持ち悪いやつがいます、こんなにヒドい人間がいますと、まるで正義かのように拡散するのだ。

自分こそがその悪に加担している、その人以上にタチの悪い人間になっている事に気づきもしない。

あなたはそのヒドい人の手下になってせっせと働いている状態である。

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