第52話 他愛もない会話

「ねぇ、何か目赤いよ。」


朝起きてすぐのご飯の時だった。


「え、うん。目がかゆくて…。」


お茶碗持って黙々と彼はご飯を食べた。


「え、ちょっとずっと見過ぎじゃない?

どんだけ私のこと好きなのよ。」


背中を軽く叩いた。


「オェー。」

「吐き気をもよおすな、バカ。喜べ。」


結婚13年目の会話だ。

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