第41話 心の傷
雨が降る。
この雨に晒されたらば、命奪われる。
針のように降る言葉の雨。
気付かぬうちに傷ついている。
訴えても謝られても過去には絶対戻れない。
前を向くしかいけないのは
分かっているが記憶というものは残酷だ。
いつまでもいつまでも
べったりとしがみつく。
この執着はいつ取れるのか。
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