第37話 夜の密かな楽しみのおつまみ

「やめてよ。」


建人はキーボードを持ち上げた。


「なんでそんな意地悪するの。」


建人に訴える。


「だって、俺のこと見てくれないから。」


手元に戻ってきたキーボードをたたく。


「見てるよ、じー。」


「俺が買ったもの知らないだろ。」


聡美は、キラキラした目で

建人を真剣に見つめた。


「食べる♡」

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