主語述語は書こう
主語と述語の対応が上手くない場合のトラブルシューティングです。
例えば
I saw that she saw he was running.
を日本語に訳す時には、3つのタイプが考えられます。
①直訳して1つの文にまとめるタイプ
彼女が彼が走っているところを見た。
②2つの文に分割して意訳するタイプ
彼女が彼を見た。
彼が走っていた。
(直訳は I saw her. She saw him. He was running. )
③1つの文に意訳するタイプ
彼女が走っている彼を見た。
(直訳は I saw her who saw him running. )
①ー③のうち、②が圧倒的に分かりやすいでしょう。英文で1つの文にまとめられた3つの情報を文1つずつを用いて記述しているのですから分かり易くて当たり前です。
①では「彼女が彼が・・・」という風に2つの主語(彼女が、彼が)を連続して含まれており、②で明確に示されている主述の関係が分かりづらくなっていますね。1つの文の中に主語が2つも3つもある文章は読みにくくなります。主格の助詞を含む文節を2連続で用いる文章は口語的にも文語的にもかっこ悪いです。
では、トラブルシューティングに入っていきましょう。
課題:1つの文章に複数の主語が存在しているとき
「彼女が彼が走っているのを見た。」
A:情報を複数の文章に分割する ②の通り
B:主格の助詞をそれ以外「を」や「は」等に置き換える ③の通り
C:主語を省略する 「彼が走っているのを見た」
(この場合は主語が文脈判断となる。)
D:そもそも情報を簡略にする 「彼が走っていた」
(「彼女が見ていた」のニュアンスを一切杯除する)
こんなものでしょう。では、今回はここまで。
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