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 木陰から小柄で細身の人影がこちらを覗っている。

 見ればエルフの少女だ。明らかに警戒している。君は怪しい者ではないと説明しようと声をかけたが、少女は恐々という。

「あまり森を荒らさないでね」

 そして森の中へ姿を消してしまった。


「あの子から見れば、急に入ってくる人間が増えただろうからな」

 スターアローにそう言われても、冒険者の君としては秘宝がこの森にある以上、どうしようもないのだ。

https://kakuyomu.jp/works/16818093075655425577/episodes/16818093076671778381

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