759
君達の攻撃で致命傷をおった闇エルフは、後ろによろめきながら叫ぶ。
「わ、我が
ホブゴブリン達も皆倒れ、既に絶命している。
とりあえず君は彼らの持ち物を探った。
サイコロを2個ふり、出た目の数だけ君の所持金を増やす。
また歪んだ文字で様々な数字・記号が書かれた黒いカードも持っていた。魔法の品か‥‥と思い手に取ると、カードが広がって窓枠になった。
その向こうに、風呂敷包みを背負った黑エルフの、禿げた肥満体の商人が顔を出す。
「いらっしゃい。魔界商人のガメツィックや。新しいお客さんやな。即時即決即配達、何度でも利用してや」
彼の自己紹介とアピールによると、彼はどんな状況・どんな場所でも商品を販売してくれる雑貨屋なのだという。
「商品と値段は365番を見てくれ。配送料と送受信魔力利用料がかかるんで街中より気持ち高いかもしれんが、持ってなかったアイテムを持ってた事にして使えるんやから便利やで。薬も巻物もこれで持ち歩き一切不要! まぁ試しに覗いてや」
https://kakuyomu.jp/works/16818093075655425577/episodes/16818093076665230147
ガメツィックは太った体で胸を張る。
・所持品に【ブローカード】と項目番号365を記入せよ。今後、君は戦闘中を含めていつでもその項目へ飛び、商品を購入する事ができる。
ガメツィックが愛想笑いしながら手を振ると、窓は縮んで元のカードへ戻った。
「時代が進むと色々なサービスが始まるもんだな」
スターアローは呆れつつも感心していた。
https://kakuyomu.jp/works/16818093075655425577/episodes/16818093076664812575
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます