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 空き地で焚火をおこし、鍋を火にかけている者がいた。

 森に住む小人だ。粗末な衣服と先折れた帽子を被り、君達という侵入者をびっくりした目で見ている。

 本当はすぐ逃げ出したいのだろうが、鍋が煮えているので離れる事を躊躇ってしまったようだ。


「邪魔はしないでおこうぜ」

 スターアローが提案する。

 君は頷き、警戒する小人を遠巻きにして空き地を去った。

https://kakuyomu.jp/works/16818093075655425577/episodes/16818093076663865899

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