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君達の前に立ち塞がる者があった。木陰から姿を現した、一人のエルフだ。
マントを羽織り、弓と矢を手にしているが、君達に向けてはいない。男性で、その鋭い目は明らかにこちらを歓迎していなかった。
彼はスターアローを見て驚いてもいるようだ。
「
「そう言うあんたは何の用で俺達の前に現れたんだ?」
スターアローが訊くと、エルフはますます驚いた。
「喋る事もできるのか。こんな個体は初めて見るな」
感心した後、その顔が元の険しい表情に戻る。
「
そう言うとじりじりと後退を始めた。
「森の住人として、不届き者を見つければ排除する。まぁ‥‥お前達はそうではないようだし、これからもそうならない事を祈っているぞ」
そして彼は森の中へ姿を消した。
「地元の住人か。事を構えたくはないもんだな?」
スターアローはそう言うと再び歩き出した。
https://kakuyomu.jp/works/16818093075655425577/episodes/16818093076708609256
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