407

・【フラグNo.14】に「40」を記入すること。


 君達の攻撃が頭を叩き潰す。それでもムカデは体をくねらせていたが、もはや攻撃する事はできず、やがて動きが止まった。


「ムカデも千年を生きると竜もかくやという妖怪に化ける、と聞いた事があるが。こいつは流石にそこまでじゃなかったな。まぁこのデカさだと、そういう化け物の子供だったりするのかもしれないが」

 スターアローの無駄な蘊蓄。

 それを聞きながら、君は洞窟を見渡す。広い空間の隅には過去に餌食となった生き物の骨の欠片が無数に転がっている。その中には人間の物も!

 その周りには犠牲者の持ち物も、いくつも落ちている。


 サイコロを1個ふり、出た目の数だけ所持金を増やすこと。


 また巻物が落ちていた。広げて見ると建築物の地図だ。内部の通路や間取りが描いてあるが、どこの建物なのかはわからない。

 とりあえずこれは持って行く事にした。


 そしてどす黒い球が一つ。調べようと触れるだけで指先に痛みを感じ、君は手を引っ込めた。例え布で包んでも、君の健康を害するに違いない。

 それでもこの球を持って行きたければ、サイコロを1個ふり、出た目の数だけ君の【生命力】を減らせ。そうするなら【毒珠】を所持品に加えて良い。


 必要な物をとったら、君達は洞窟の外へ戻る。

 スターアローは外に出ると空を見上げた。

「大変だったな。やっぱり俺は外の方がやり易いぜ」

https://kakuyomu.jp/works/16818093075655425577/episodes/16818093076671900022

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