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夜中、ごそごそという音で君は目が覚めた。
暗闇の中、誰かが君の荷物を漁っている!
君は急いで武器を手にして起き上がったが、相手は即座に逃げてしまう。闇に目が慣れるまで動けない君は、それを追う事はできなかった。
とはいえ早く止める事ができたので、盗まれた物は現金だけだ。痛手である事は変わりないが‥‥。
・サイコロを2個ふること。出た目の数だけ、君の所持金を減らせ。
それからは武器を手に寝転がりはしたものの、眠る事などできはしなかった。
・君と
翌朝。一応、宿の主人に泥棒が入った事を批難混じりに告げ、部屋の鍵が貧弱なのではないかと指摘する。
「ああ、すいませんね。もっと金が有れば鍵も良い物に替えるんですが」
太った初老の主人はそう言うが、反省の色などとんと見えなかった。
君は馬小屋からスターアローを返してもらうと、腹を立てながら宿を後にする。
「こんな街のこの値段の宿だぜ。まぁこんなもんだろ」
スターアローは物わかりのいい事を呟いていた。
https://kakuyomu.jp/works/16818093075655425577/episodes/16818093075673191401
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