第33話 巣別れゴブリン集団
30日目、魔の大森林のどの辺りを通って居るのか、既に不明になって居る。
魔物集落を迂回する事数度、真っ直ぐ東に向かって居るかも定かで無くなった。
⦅何故東に行けばサクセス王国に着くと思ったのだろう? リッツ王国の東の外れにイマワ町が有った事で、その東にある魔の大森林を更に東に行けばサクセス王国に着くと、単純に思っただけで本当は南東か東南東、もしくは北東か東北東に有るのかも知れない…本当にサクセス王国が存在するのか? いや! 大陸の地図を見た! 中央の殆どが魔の大森林で、西にリッツ王国、東にサクセス王国が有った! 地図は立派な物でだまし絵では無かった…南北には…そう! 蛮族の国と書かれてた⦆
物音で意識を呼び起こされた。
「しまった! 考え事で辺りの注意が散漫に成ってる!」
ここは木がまばら、見晴が効き過ぎる。
音を立てないよう注意しながら、大急ぎ移動左の茂みに隠れた。
隠れるのと殆ど同時に、ゴブリンおおよそ50匹の集団が現れた。
(多いな、これ程の規模のゴブリンが移動するのは、巣別れか?)
と言う事は、この東にはゴブリンの結構大きな集落が在ると思っていた方が良い。
突然セリカを思い出した。
捕らえられ、持ち物を取り上げられる可能性を考え、ゴブリンやオーク等の低級精子を寄せ付けない避妊薬を飲んで置こう。
成人して居ない私達に、完璧な避妊薬は副作用の害がある、この避妊薬は人に近い因子は受け入れるが、ゴブリンやオークに人の因子は無い、従ってほぼ完璧に避妊できるが……いつまでも妊娠しなかったら食糧にされる……ま、その時に考えれば良いか。
「お! 大きなコロニーだな! ゴブリン、1000や2000は居そうだ、迂回だな」
大きく迂回中、運の無い事にコカトリスに遭遇した。
こいつは麻痺毒持ち、けたたましく鳴く。
「どうする? こいつ見逃そうとは思って居ないな、さっと倒して逃げる」
『急いては事を仕損じる』古人の言う事は真実だった。
コカトリス倒す事は出来たが、麻痺毒にやられた。
「身体が動く間に逃走だ!!」
結構無理して、森林を駆け抜けたが、激しい動きに毒の廻るのも早くなる、茂みに飛び込むのと麻痺は同時だった。
痕跡残して無い? 運を神に任せる。
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