第25話 スタンピ-ドの済んだ魔の森


 次の日俺は南ギルドに来ていて昨日の報酬を受け取ったが、応接室に来てくれと言われたので行くとそこにはスマイルの嵐が来ていた、俺がお疲れさまでしたと言うと

リ-ダ-のルクトンさんが、ダイスケの探索能力は半端なかったと言うとスマイルの探索担当が、俺の出番が無く成って終い俺は昨日暇だったと言ったし、リ-ダ-があのボスを倒した魔法は何だったのだと言い出した、他のメンバーもピカとヒカリそしてズゴンと言ったと思ったらハイサイクロプスが倒れた、あの魔法は一体何と言う魔法だと言うので俺が「だだの光魔法です」と言うとそんなことは無いあんな魔法は見た事が無いと言って、「其処で初めてヒカリ魔法を使えるのですか?」ギルマスが言った、俺は面倒になったと思いながら「一応使える」と言うと「ダイスケ殿は神官ですか」とギルマスが言うので、それは違う「俺は普通の冒険者だ」と言った、ギルマスが俺にタグを貸してくださいと言って持って行った、暫くして帰って来てタグを返して来たらAランクに成って居た、ギルマスが「Aランク昇格おめでとうございます」と言いながらこれは昨日の報酬ですと金貨50枚を渡して来た、そしてギルマスが言った「魔石も出して置いて下さい。査定しますから」と言ったが俺は無いよと言った、

俺は探索に出たので倒したのはあのボスだけで魔石は取る間が無かった、するとスマイルの嵐も全員が「そうだ、俺達は殆ど魔物と接触して居ない、かえりに突発的に出会った奴を倒しただけで、それも前を走って居た俺達が殆どだった」と言って、「まぁ、斥候とはこんなものだ」と諦めて居た。


 そんな感じで俺はAランク昇格した、特別昇格したい訳では無かったが成り行きでこう成って仕舞った。そんな俺は2日か3日休む積りでギルドを出て買い物がてらうろうろとして居た、まだ昼前だ何処かで昼飯にしたいと思いながら歩いて居たがここらには何も無さそうな住宅街に来ていた、貴族の家では無さそうで商人や国の役職に就に就いて出世した人が住んで居そうな所だった、俺も将来は土地を買い家を持ちたいと時々思うので参考にする為に家の形や屋根の形を見ていると、見回りの守備兵に咎められ何をして居るのだうろうろとした所が怪しい奴だと言われたが、タグを見せるとAランクの冒険者と判ると態度が変わった、昨日のスタンピ-ドを収めたのは冒険者だと伝わっている様だった、俺はその場から離れ知って居る場所図書館の方に来ていた、図書館の向こうにはこの町の学校が有り人通りも多いので食堂位有るだろうと踏んで来たが、小さな食堂が一軒あるだけだった、其処で昼を済ませて序でに図書館に寄り本を読む事にした、中に入り規定の料金を払い先ずはこの世界の成り立ちと言う本を読んで見た、結論から言うと何のことやらさっぱり分かりませんでした、この世界の事は俺達異世界人には理解しがたいものがありチンプンカンプンだったが、神が創造して大陸を作り其処からこの半島が出来て周りの島もその時に出来たと言う事だったが、後延々と解説や著者の見解が有ったが読む気に成らず次の本を探したが、この前に来た時に読んで終い読みたい物が無く退館したのは15時頃だった、もう宿に帰ろうと思い歩いていると商店街が有った。


 次の日宿を出る前に女将さんに10日の宿泊延長を申し込んで置いた、今はギルドに来ていたが受付に寄ると「ダイスケ様お待ちして居ました。此方にお越しください」と言って案内されるままに付いて行くと来たのはギルマスの部屋だった、俺を案内して来た受付嬢がドアをノックすると中から入れと声が聞こえ受付嬢が入り、「ダイスケ様がお見えになりましたのでご案内しました」と言うと、「ご苦労、入って貰って呉れ」と聞こえると、受付嬢が「お入りください」と言った、俺が入るとギルマスが良く眠れたかいと言ったので、俺が「良く寝れた、今日は良い朝だった懐も温かいし」と言うと、「それは良かった。まぁ座って呉れ。」と言って書類を固唾けて、「お願いがある」と言い出した、俺は「そのお願いとは聞いても良いのかい、聞いてから断れないとかは言わないでよ」と言うと、「それは大丈夫だ」と言って話し出した、「今回のスタンピ-ドが遭って、魔物のボスが何処で生まれたのか調査する様に国から依頼が来たので、ダイスケに遣って貰え無いかお思いまして」と言った、俺は「成る程それは解明して置きたいし、そこを早い目に潰して叩いとけばボスが生まれ難く成るので必要だと思うが俺一人ですか?」と言うと、「この森に詳しい案内役を付けるので頼めるだろうか」と言った、俺が「良いだろう受けるよ」と言うと、「じゃ、明日引き合わせるから明日の10時に来てくれ」と言った、「それから今回の調査は報酬が金版1枚と準備金が金貨10枚を予定している」と言って、金貨10枚を渡して来たので俺が明日10時でと言ってギルドを出て来た。


 次の日ギルドに行き受付の顔を出して見ると、受付嬢が「ダイスケ様早いですね。まだ9時30分ですよ」と言われたが、「朝起きて朝食後する事も無くぶらぶらと歩いて来るとこんな時間だった」と言うと、「そうですか、一応部屋は決めて居たのでそちらで待たれますか?」と言ったので、その部屋で待たせて貰う事にして椅子に座り図書館読んだ錬金術の内容を反芻して時間を潰していると、10時前にギルマスのタナトマスさんと一人の女性が入って来た、俺が「今日は」と挨拶をすると二人が同時に「今日は」と言った、「で、そちらの方が案内役の方ですか」と俺が言うと、ギルマスが「そうだ彼女が案内役だ」と言うと、女性が自己紹介をした「私はイミリナ-トニフラと言います。Dランク冒険者ですよろしく」と挨拶をしたので、俺も「ダイスケと言います。よろしく」と返した、すると「イミリナ-トニフラは名前が長いのでニフラと呼んで下さい」といった、俺が「じゃ、ニフラと呼ばせてもらうよ」と言うと宜しくと言ってニッコリと笑った。「可愛いい・・」と心中で言った。


 ギルマスが挨拶も済んだようだし、「あらかたの説明をするが良いかい」と言うと

「首都スイタの南の森は魔の森に成ってから20年から30年の間隔で氾濫を繰り返している。氾濫時には必ずボスが現れて先導する事が分っているが、ボスが何処で生まれるかが問題でそれを突き止めて貰いたい、出来ればそこを破壊して来て呉れると有難いのでお願いする。」こんな所だが良いかい、というので彼女の得意魔法はと聞くと「風魔法で弓が得意よ」と言った、「分かった昼飯を食ったら出発しよう」と言うと、ギルマスが「分かりました。ここで好きなだけ食べて行って下さい」と言う事で

ギルドの食堂で食べて出発した。

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