チ-ト過ぎる俺の異世界の旅

つとむ君

第1話 俺釣りにきてたよね?


 俺は今日は暇だった。


 よし釣りにでも行くか、今日は4月の16日だ大分水温も上がって来た筈だ、ぼちぼちなんか釣れるだろう。


 と言う事で俺は釣りに来ていた、釣りは道具冴え有れば安い遊びだった、餌のゴカイを1000円分買うと半日は遊べるし、下手したら丸1日坊主で遊べるのだ。


  俺は和歌山県のと有る町に住んで居るので漁場は近い、海岸の漁港の近くの砂場が有る辺りでキスを狙う。


 遠投用の道具にしてゴカイを適当な長さに千切り針に着けて投げる。


 徐々に引き寄せながら探り釣りをして居るが釣れない。


 今日は思い付くのが遅かった所為で、ここに来たのが10時過ぎで時合いが過ぎて居たのかまったく釣れない。


 俺は暇に成って来たので漁港の方に行って見る事にした、漁港の防波堤では何組かの親子連れが遊びに来ていた、その向こうでは漁港の主の様なおじさんが釣りをして居る。


 俺は暇に任せてその主のおじさんの傍に行くと聞いて見た、「釣れましたか?」と

聞くとおじさんが「あかんな~まだ早いのか水温が低い」と言った。


 俺はここの主が言う事に納得して暫くおじさんが釣るのを見て居たが、連れないし当たりが来ないみたいなので丁度腹も減って来たので帰る事にした。


 立ち上がりおじさんに頑張ってと言って漁港の方に戻ろうと歩き出した。


 今日はまだ早いらしい、近いし何時でも来れるので今日は引き上げる事にしたので

車の置いてある船着き場に戻って居た時に、ドボン!と言う音が聞こえたので振り返ると女の子が海にハマって居た、周りを見ると親は何かに夢中で気が付かない様だった。


 俺は咄嗟に海に飛び込み助けに行った、海水は冷たく主の言う通りだったが、何とか女の子の所にたどり着き引き寄せた、ここからテトラ迄5m程だ楽勝だった一人なら、何とか女の子をテトラの上に押し上げて自分も上がろうとした時に、テトラに付着する海藻に出足が滑り転落した、その時に頭をしこたま打ち付けて仕舞った。


 「いてぇ」と声が自然に出て居たが意識が遠のき、沈みだした微かな意識のもとで一旦底に着いた感じがして、海底を思いきり蹴って浮き上がろうとした時に手が差し伸べられた。


 俺は船に引き上げられた様で其処で意識を失った、俺は夢を見て居た気がしたなんか白い壁だけの建物に行って、美人の女性に会った様な夢だったが其処で何か貰ったと言うか頂いた夢だった。


 俺は気が付いたのはベッドの上だった、傍に居た女性に「ここはと」小さい声で聞

くと、「気が付きましたか良かった、ここは治療院です大丈夫ですよ」と言った。


 ここは何処に成りますか、俺は確か釣りに来ていて「アレ?名前が思い出せない」

俺は釣りに来ていてそこからは全く覚えていないし、他も思い出せない俺は何をして居たのだ、職業は、家は、年齢は、何も思い出さなかった。


 すると女性が、「ここはトーリン海洋国のウゴと言う町の治療院です。分かりますか」と言ったが、俺にはウゴと言う町も聞き覚えが無いしと思って居ると、男性が入って来て「やっと気が付いたかよかった」と言いながら傍の女性にどうだいと聞いて居た、その女性が「この人何も思い出せないそうで名前も分からないそうよ」と男性に告げた。


 その男性が「そうか、それは困ったな名前はステ-タスボ-ドで分かるだろう」と

言って俺に言った、「ステ-タスボ-ドは出せるかい?」俺が「・・・?ステ-タスボ-ド」と、「そうだ、ステ-タスボ-ドだ」と言って、言って見てと言うので俺が言って見たステ-タスボ-ドと、すると薄いアイボリー色のボードが出て来て其処に名前が有った、


  ダイスケ (人族 18才) レベル1


 HP 15

 MP 15


 スキル  XXXXX  XXXXX XX


 XXXXXXXX XXXX XXXX XX


 XX XXXXXX


 男性が名前はダイスケ見たいだな、後は訳が分からん何も読めないが名前が分ればその内正体も分かるだろう。ここの支払いもする必要が有るし払わないと行けないし、と言いながら外に出て行った。


 俺は支払いの部分だ気に成って聞いて見た、「支払いて幾らですか?」と聞くと

女性が「ルゴイさんが変な事を言うから病人が気にしだしたじゃない」と言いながら

「良いのよ貴方がそんな事気にしなくても」と言って金額は言って呉れなかった、俺もう大丈夫ですからと立ち上がると、クラクラと眩暈がした。


 俺はもう一度ベッドに戻り横に成って聞いた、「あなたの名前を教えてください」と聞くと「ケリ-ナよここの治療院の治癒師よ」と言って呉れた、俺がケリ-ナに「ありがとうございます助けて呉れて」と言うと、「あなたを助けたのはさっきのルゴイさんよ」と言った、「あなたが海でおぼれて居た所を見付けて船で駆けつけて助け上げたのがあの人、命の恩人はルゴイさんよ私はここに担ぎ込まれた貴方を治療しただけよ」と言ってケリ-ナさんがはにかんだ、なんか可愛いなこの人と思って仕舞って

いた。


 その治療院で3日間お世話に成って居た、その間に俺は色々と質問をして居たお金の単位はダロンと言うそうで、鉄貨1枚が1ダロンで10枚が10ダロンで銅貨1枚になり

銅貨10枚で100ダロンで銀貨1枚になり、銀貨10枚で1000ダロンで大銀貨1枚になり、

大銀貨10枚で10000ダロンになり金貨1枚に、金貨100枚で100万ダロンに成り金版に成り、金版10枚で1000万ダロンになり金版10枚で1億ダロンに成るそうだ、お金はこの世界共通で使えるそうだ。


 次に聞いたのがこの近辺の状況を尋ねた、ここはロドアルト大陸のオラウルル半島で7つの国が有って今居るのがト-ソン海洋国と言う所だそうだ、ここは主に漁師で生活して居てこの町から西に行くとダンジョンが有ってそこには冒険者が多く居るそうだ。


 「冒険者て何をする人ですか?」と聞くと「旅をしたりダンジョンに潜ったりと気ままな生活をする人達ね。これは私の主観ですが」と付け加えたが、俺はその冒険者に成ろうと思い「その冒険者にはどうすれば為れますか」と聞くと、基本は誰でもなれるが15才以上であればいいそうで、冒険者ギルドと言う世界共通の組織が有って其処に登録すると為れるそうだ、ダイスケさんは身分証も無くしたみたいなので冒険者に成ると身分が証明されるので、それは良いかも知れないと言って呉れ身分証明が無いと他の地区に行けないそうだ。


 あと教えて貰ったのが季節は今が春で春夏秋冬に別れているそうだ、1年は360日で

1カ月が30日で1日が24時間とほぼ俺の体感と同じだった、俺は3日目には撫でか自分はこの世界の生まれでは無いと言う思いが込み上げて来た、その理由ははっきりしないが撫でかそう感じただけで特に理由は無かった。


 それとこの町では1食が銅貨か3枚から5枚で食べられて、1泊が銀貨6枚から8枚だそうで食事付きと食事なしの違いで値段も違うそうだ、泊まる時にはその辺も確認した方が良いそうだ。それとお金はダロンだがあえてダロンは着けないそうでただ鉄貨、銅貨、銀貨、金貨、と言う風に呼ぶそうだ。









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