ネト擬似〜ネット擬人化達の行方
@TYESIYAKTUNE1425
第1話 未来の世界
2XXX年、世界初の人型Android、通称ロトムシステムが開発され、ヒトの世はますます便利になって行った。
だがそれにより、ネット犯罪が増加する一方になってしまった。
政府はそれを解決するため、日々ロトムシステムと共に動いている。
そんな世界でのお話。
ロトムシステムが導入されたとは言え、人間は何も変わらない。自己中心的に生きている。
ここに、肌が漂白剤のように不自然に白い赤ん坊が、コインロッカーに置き去りにされようとしている。
誰もこの赤ん坊には見向きもせず、一方通行。
ロッカーに預けられた赤ん坊の泣き声が孤独にロッカー内でこだまする。
人間とはいつも自分勝手だ、この赤ん坊は私が保護しよう。一〇年、五〇年後でさえ、このような可哀想な赤ん坊は増える一方だろう…
しばらく時は流れ…
1人の少女型ロトムシステムがVRをセットする
みんなは、「検索しては行けない言葉」って覚えてる?一時期流行った、検索したものに衝撃を与える検索履歴のことだよ。
流石に忘れてるか、その検索してはいけない言葉が私、NG!
んまあ、正式なロトムシステムではないけど、ウイルスを退治したり、時にはイタズラに人を巻き込んでみたりまあ、役には立っているみたい!
Google「NG、あなた宛に依頼よ!」
この子はGoogle、正式なロトムシステムで一言で言えば、お世話係みたいなものかな。
Google「誰がお世話係よ!」
聞こえてたみたい…
Yahoo「朝から仕事熱心ねGoogleは…ファア、」
この子はYahoo!私の親友みたいなものかな?度々協力して人を恐怖のどん底に落とすようなサイトをつくったりしてるよ!
Instagram(以下インスタ)「今日の朝食まじ映えっと…」
この子はインスタ!いつでも写真映えを気にするインフルエンサーなんだ!
インスタ「ナチュラルメイクは常識っしょ」
TikTok「(^。^)」
ああ、この子はTikTok、喋る代わりに曲やダンスで気持ちを表現するの
(TikTokが不満そうな顔をする)
どうやら朝ごはんが気に入らない模様で…
X(旧ツイッター)「誰が私のしば犬Tシャツ知りませんか…、」
この子はツイt…いや、X!最近改名したみたいで、いやはや、ややこしい、
YouTube「えっ!?このキッズユーチューバの親御さん泥沼じゃん、マジ乙だわ、」
この子はYouTube、彼女も私の親友かな?YouTubeの最新動画に目がないユーチューバーなんだ。
(LINEの通知音がする)
LINE「あっ!ダークっちからスタレンきた🎵」
この子はLINE、とにかくLINE命なロトムシステム。私のイタズラ仲間でもある。
で、ダークっちっていうのはダークウェブのあだ名。
あいつは普段はネットの一番地下に根城を構えていて、そこにアクセスしたユーザーを弄んでいるみたい、正直言ってクールで…っ!?ま、まあ、この話は後にしよう。
まあ、私たちは普段はグループで任務をこなしてて、時々個人で活動することもある。そうしてくいつないでる。
Google「ほとんどあんたのペットに持って行かれているけどね。」
余計なことは言わないでよろしい。
未来の世界じゃウイルス問題は深刻な問題だからね、しっかりとした対策が望まれるんだ。
なぜか私に依頼が来るけど。
映像が途切れる、VRが終わったのだ。
Google「さて、いろいろと疑問はあるでしょう、何か質問は?」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます