第6話
人間って、何なんだろうな。
人間界に行ってみて思ったことだ。
私の思っていたイメージとは全然違った。正直、変わりすぎて困惑している。
もっと、残虐なイメージだった。もう少し、ひねくれたり、酔狂したりしていると思っていた。
結局、焦ってうまくしゃべったりできなかったけど。
少し、恐怖心は無くなっていた。
:;:;:;:;:;:
「人間界はどうだった。」
夕食の時間に、お父さんにそう聞かれた。
少し、悩んでいるような感じもしたが、とりあえず答えた。
「なんか、普通だった。」
「そうか。なら、よかった。」
何を聞きたかったのかはわからなかった。
お父さんは寡黙なので、必要なこと以外は喋らない。今の会話が必要な会話だった…?
よく、わからなかった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます