第2話【空の色が変わる頃】

ルア☆ねぇ…ルナ。空の色が…鈍色にびいろに…


ルナ☆夜の黒と白煙が交わってる…森に行こう…もう時期鈍色が暗赤色あんせきしょくに変わる…


ルア☆森が燃える……


ルナ☆ルアはクーをお願いね。


ルア☆わかった…


ルナ☆何があってもクーをうちに連れて帰ってあげて。


ルア☆うん。ルナは?


ルナ☆私は悲しみの火が消えるのを見届けてから森を離れるわ……


ルア☆悲しみの火…祈りの歌は届かないのかな。


ルナ☆祈りの歌は神様への歌。届くはずの相手が力の少ない私たちだからね…


ルア☆そっか…そうだよね……


ルナ☆私たちはこの少ない力でどうにか呪いのような奇跡を終わらせよう…


ルア☆うん…ねぇルナ見て…こんな空の色なのに月はとても綺麗だよ…


ルナ☆…そうね。あたたかい色にみえるのはきっと気のせいじゃない

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