最初から

わかっていたよ

あまりにも

サラサラだったの

それが気持ち良くて

ずっとなぞりたくなった。

私は、ただ自分の皮膚が恥ずかしかった。

あなたはこんなに清潔なのに、ごめんなさい。


お風呂上がりに洗い立てのシーツの上へ

ドライヤーをかけずにダイブした快感

そしてその後の罪悪感。

ほんの少しあなたの湿度を感じた時、馬鹿だよね勘違いした。


学べない私はいつまでも

辞書を片手にページをめくり

プロローグを読み返す


もうエピローグに辿り着いているのに

あなたの湿度が

ページをめくらせてくれないのです

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